2020年06月12日 配信

6/12(金)下総中山駅に「スマートホームドア」6月下旬より着工

2022年2月に完成予定

 JR線下総中山駅(船橋市本中山2-17-37)で6月下旬より、スマートホームドア設置のための工事が始まる。完成予定は2022年2月頃を予定しているという。

 スマートホームドアとは、JR東日本が「より安全な駅ホーム、踏切実現のための取り組みとして近年積極設置しているもので、ドア形状をフレーム状にして軽量化をはかったもの。コスト、工期などを大幅に短縮・削減する事ができるという。

 基礎部分の工事が6月下旬から着工、2021年7月末までかけて行い、基礎を補強したのち同年6月より順次機械工事を開始22年2月には全ての工事が完了する見込みだ。工事は、終電以降始発までの約2時間で行われるため2年ほどの期間を要するという。ホームドアの高さは1200ミリメートル。工事は上り線と下り線を同時に行うという。

 工事期間は、点字ブロックや先端ブロックを一時的に撤去。代替の貼り付けタイプのタイルで線路迄の距離を知らせるようになる。JR東日本側では、6月11日、同駅近くで視覚障がい者などが勤務する作業所「社会福祉法人あかね」の「ワーク・アイ船橋」へ工期や工事内容の詳細な説明に訪れ、タイルの感触が変わる点など注意喚起を行った。

 スマートゲートは、総武線館内では錦糸町駅、亀戸駅、浅草橋駅などでも行われており、県内では西船橋駅に次いで下総中山駅が2例目の設置になるという。今回のゲートの設置には、船橋市からJR側へ補助金も支払われるという。

 同ゲート設置を行う事で線路内への人や落とし物の転落を抑制。正確なダイヤでの運行と乗客の安全確保を実現する。また、視覚障がい者などが点字ブロックに気が付かずに線路に落下してしまうという危険も回避できるという。さらにゲートの戸袋部分にはホームの番数・車両の号数やドアの順番なども記されるため目的駅での乗り換えに関する利便性も増すという。もちろん、同内容は標準装備として点字でも表記される。

 社会福祉法人あかね理事長の金子楓さんは、「視覚障がい者にとって線路が見えない事は命に係わる。また、乗車するホーム・号車・ドア番号などの確認をスムーズに行えることで外出が楽になる」と笑顔で話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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