2020年06月10日 配信

6/10(水)前原の住宅街に週2営業のパン屋「sakunanapan」

教室生徒やインスタフォロワーが詰め掛ける

 前原東の住宅街にパン屋「sakunanapan(さくななぱん)」(船橋市前原東6-11-2、TEL 080-5415-2966)が6月6日、オープンした。

 同店を営むのは、松崎久美子さん(45)。東京生まれ、埼玉育ちで、結婚を期に船橋に住むようになり20年が経つという。2人の男児の母である久美子さんは、自身の子どもが高学年になったのをきっかけに10年前からパン屋で働き始めた。

 東京のシェアキッチンでパンの販売などを始めたタイミングで新型コロナウイルスが流行しはじめ、シェアキッチンが使えなくなったという。それをきっかけに「自身の店を持ちたい」と、この度、自身の店をオープンした。久美子さんは、同店でパン作り教室を行っているほか、市川、馬橋、八千代でもパン教室を開催している。

 店内は木目調の温かい雰囲気で、店舗面積は13坪。店名は、久美子さんが飼っていたフェレットの名前「さくらこ」と「なな」からとったもの。店の看板に描かれた犬のイラストは、久美子さんが描いてインスタグラム(@sakunana99)に投稿したところ「かわいい」と好評だったことから採用したという。

 同店のパンは北海道産の小麦粉を使用する。これは久美子さんが今まで食べたパンでおいしいと感じたパンが北海道産小麦粉だったことから。また、自家製酵母も使い、味わいに深みを与えている。

 久美子さんがお薦めするのは、機械を使わずに手折りで作成する「クロワッサン」(200円税別)。「山型食パン」(300円税別)は、水分量を上げ、モチモチの食感を作り出しているという。

 「元々、パン屋をやるつもりはなく、通販で売るパンの工房にするつもりだった。しかし、近隣の方からの『どんな店ができるのか?』との期待もあり、週2日だけ店をオープンすることに。1人でパンを製造するので大変なこともあるが、お客様が安心して食べられるパンを作りたい」と久美子さん。

 オープンしてまだ2日目だが、店には近隣住民だけでなく、久美子さんのパン教室の生徒や、インスタグラムのフォロワーなどが訪れ、にぎわいを見せる。オープン初日は1時間30分で300個のパンが売り切れた。

 オープン前から並ぶ市内在住の女性は久美子さんのパン教室の生徒だと言い、「オープン初日も来ました。最初は道に迷い不安でしたが、パンはどれもおいしくてファンです」と話す。

 松戸から来たという女性は「インスタグラムをフォローしていて、今日初めて来た。ネット販売のパン箱は大人気で当たったことがないので、今日は実際食べられるのが楽しみ」と胸を踊らせる。

 久美子さんの夫・光宏さんが手伝いに来ることもある。「店を構えてパンを売ることに、ただただすごいと思う。予想以上のにぎわいに驚いた。接客は好きなので仕事が休みの日に手伝い、応援したい」と笑顔で話す。

 営業時間は10時~16時(売り切れ次第終了)。営業日は水・土曜のみ。店前に1台駐車場あり。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • オーナーの久美子さんと夫の松崎光宏さん

  • 開店前

  • 山型食パン

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yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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