2020年05月20日 配信

5/20(水)市立小学校校歌を船橋ゆかりの音楽家がテレワーク演奏

動画を通して新小学1年生が校歌に親しむツールとして

 市立小学校の校歌を船橋ゆかりの音楽家たちがテレワーク形式で演奏した動画が本日5月20日、公開された。

 この動画は「自宅で過ごす新1年生を応援! みんなで校歌を歌ってみようプロジェクト」と題し、主催はふなばし音楽フェスティバル実行委員会、船橋市教育委員会の主催により製作されている。本日時点で11校分の動画が公開され、今後も完成したものから順次公開されていく。今月末までに特別養護学校も含む市内全55校の小学校の動画が完成となる見込みだという。

 動画作成のきっかけとなったのは、4月末に開催された松戸徹市長と市内ミュージシャンたちとの意見交換会。この会には「新型コロナウイルスで大変な時こそ、いつも音楽で街を盛り上げてくれる音楽家たちのために、市として何か活躍の場を作れないか」との市長の想いから、計4人の船橋市内で活動するミュージシャンや音楽団体の代表者が集まって意見を交換した。

 ミュージシャン側からも活発に提案がされる中で、市長が最も関心を示したのが校歌の演奏動画作成だった。休校中の宿題として校歌の歌詞の朗読を課されている新小学一年生の保護者から「曲が分からない状態では取り組みが難しい」との声があがっていることや、まだ学校がどんな場所かが分かっていない新一年生に今後の生活への期待を膨らませてほしいという願いがその背景にあったという。

 動画作成は、密を避けるため、それぞれのアーティストが演奏を自撮りし、撮った動画を組み合わせるテレワーク形式で進めることとなった。また、校歌演奏への協力アーティストは、船橋市内での音楽イベント企画を行う「ふなおん365(船橋音楽365プロジェクト)」の呼びかけにより、20人を超える歌手とピアニストが集まった。いずれも船橋にゆかりがある音楽家たちで、中には自身の母校の校歌を演奏しているケースもある。

 参加アーティストからは「この企画を通して船橋のまちや、船橋の人たちを元気にしていきたい」「文化の果たす役割は、心を失わないためにそっと寄り添い続けること。その思いをこの企画に託しました」といった声が聞かれた。

 また、事前に動画を確認した行田東小学校の校長先生からは「この動画をぜひ入学式でも流したい」との声も聞かれているという。

 動画は船橋市ホームページ(https://www.city.funabashi.lg.jp/kurashi/gakushu/004/p080546.html
から閲覧できるほか、各小学校のホームページからも閲覧できるようになる予定。

 参加アーティストは次の通り。
 歌=恭子~Kyoko(峰台小出身)、小松優一(坪井小出身)、眞行(飯山満南小出身)、高橋涼子(湊町小出身)、濵津美穂(高根小出身)、LiCaCo(古和釜小出身)、あざらし、高原明香、横洲かおる。
 ピアノ=今村颯太(八栄小出身)、岩渕知央(八栄小出身)、菊川夏未(丸山小出身)、城谷伶(市場小出身)、中野美里(丸山小出身)、宮野下シリュウ(習志野台第一小出身)、Rika(薬円台南小出身)、石川朋子、伊藤辰哉、高知尾純、渡部佑二。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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