2020年05月16日 配信

配達アルバイトをする学生、左から槻木澤さん、内田さん

5/16(土)大久保商店街で「京成大久保イーツ」

大学生が参加飲食店の弁当を個人宅へ配達

 京成大久保駅の大久保商店街で、京成大久保駅周辺の飲食店の弁当を宅配するサービス「京成大久保イーツ」が5月2日にスタートし、好評を得ている。

 「京成大久保イーツ」は1食1000円(税込)で参画している大久保商店街の店舗の商品を自宅まで宅配するというサービス。現在13店舗の商品が注文可能。発起人は「Tres Cafe(トレスカフェ)」(習志野市大久保1-18-9、TEL047-409-9140)のオーナー伊川夢起さん(30)と畑中章宏さん(35)。「地域の大好きなお店を潰したくない。京成大久保を盛り上げたい」との思いからはじまった。

 「トレスカフェ」ではタピオカ2杯セット、「麺屋時茂」からは3種類のまぜそば、「喰薫酒房かをり本丸」は自家製ベーコンステーキ弁当など、「京成大久保イーツ」用のオリジナルメニューも用意する。

 スタート当初は9店舗の参加でスタート。商店街の加盟店全てに声を掛け、反応があった店でスタートさせた。参加の各店と、伊川さんと畑中さんとの関係は、もともとはほとんどの店が客として食事するような間柄だったが、同企画をきっかけに連絡先を交換し、共に商店街を盛り上げる仲間になった。

 利用者は通販システムをベースとした専用サイトから注文する。注文が入ると、本部である伊川さんと畑中さんから各店に電話で連絡をし、できあがると大学生の宅配スタッフが購入者の自宅まで配達する。

 宅配は、伊川さんと畑中さんをはじめ、近隣の大学生を直接雇用する。宅配をしている学生・内田さん(18)は「道に迷うこともあるが、お客さんが笑顔で受け答えをしてくれるので、とてもやりがいを感じます」と話す。また槻木澤さん(18)は「慣れない電話対応に最初は戸惑ったが、怒る人はいらっしゃいませんでした。徐々に慣れてきてとてもいい社会勉強になった」と笑顔で話す。

 伊川さんと畑中さんは「地域に支えられていることに感謝し、地域に恩返しがしたい。企画に参加する店の多くが長年地域に愛されている店ばかり。その店が今、(売り上げが下がって)困っている。クラウドファンディングも始めたのでホームページからぜひ皆様の協力をいただけたらうれしい」と話す。

 また、「まだまだ京成大久保イーツに協力してくれるお店や、宅配スタッフも募集しています。この企画をきっかけにさらに地域に根差していきたい」とも。

 注文は「京成大久保イーツ」のサイト(https://ookuboshotengai.com/)、または電話注文(TEL 047-409-9140)も可能。

 通常配達エリアは習志野市大久保1~4丁目、本大久保1~5丁目、藤崎5・6丁目、習志野市鷺沼台2丁目
 配達数が5個以上で、次のエリアも配達可能。船橋市三山1~4・7~9丁目、船橋市田喜野井1・2丁目、習志野市藤崎1・4・7丁目、新栄1・2丁目、実籾2丁目、屋敷1~5丁目、花咲1・2丁目、鷺沼台3・4丁目、泉町1~3丁目。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 左からトレスカフェ伊川さん、「麺屋時茂」オーナー岡崎さん、トレスカフェ畑中さん

  • 大久保商店街

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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