2020年05月12日 配信

左から湯原靖雄さん、山﨑健二副市長、高橋さん、藤田さん、松戸徹市長、飯島清さん、今野博之さん

5/12(火)船橋のブランド野菜を食べて元気になろう!

生産者が自慢の農産物の出来栄えを市長に報告

 船橋ブランド野菜「船橋にんじん」「葉付き枝豆」「小松菜」の各生産者の代表が5月11日、船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)を訪問し、松戸徹市長に今年の出来栄えを報告した。

 この日市長を訪問したのは、「JAいちかわ船橋人参共販推進委員会」委員長の飯島清さん、「JAちば東葛西船橋枝豆研究会」会長の髙橋幸雄さん、「JAちば東葛西船橋葉物共販組合」組合長の藤田篤人さん、「市川市農業協同組合」代表理事理事長の今野博之さん、「ちば東葛農業協同組合」常務理事の湯原靖雄さん。

 「船橋にんじん」は2013(平成25)年に全国で「にんじん」として初めて地域団体商標登録を受けた船橋のブランド野菜。春のこの時期にしか収穫できない「ベーターリッチ®」は、ベーターカロテンの含有量が多く、甘みが強い。柔らかで、ジュースやサラダに最適とのこと。飯島さんは「今年は色もよく、出来がいいです。去年は生産者が85人いたが、今年は諸事情で77人でやっています」と話し、今年から鮮度を保持するため、あらかじめ冷やしておく予冷品の出荷も始めたと報告。「予冷品を4人で始めています。多くのみなさんに食べていただきたく77人で頑張っていますので、よろしくお願いします」と飯島さん。

 「葉付き枝豆」は西船橋地区特産で、枝豆は一般的に収穫から時間が経つと葉が萎れるなどし、商品価値が低下するため、枝豆を葉付き状態で出荷するためには鮮度保持が大変重要になる。都心に近い船橋市ではその地の利を生かし、みずみずしい葉付きで新鮮な枝豆を、7 月上旬頃まで出荷することができるという。

 しかし、今年はコロナ禍の状況で、葉付きより袋詰めの方は扱いやすいという市場からの要望もあり、袋詰めの対応をしているという。「西船橋枝豆研究会は16人で構成しています。不安要素は多いですが出来は問題なく、質、味、見た目はどこにも負けない仕上がりになっています。今は宅飲みに使ってもらえれば」と高橋さん。「『さやむすめ』という品種が多いですが、秋の枝豆もありますので、目をかけてもらえたら」とも。

 「小松菜」は多くの種苗メーカーが「船橋の畑」で小松菜の新種開発の実験を行うほど栽培技術に定評がある。西船橋地区では通常の袋包装ではなく、根つきのまま束ねて出荷している。 藤田さんは「現在、西船橋葉物共販組合は西船橋近辺の農家14軒で構成し、年間を通して小松菜を出荷しています。4月頭に害虫が多いという話もあったのですが、その後は収まり今現在はいい品を出荷できています。天候もよかったので、軸も太くなりました」と話した。

 例年小松菜のイベントをしている時期だが、新型コロナウイルスの影響で全てできていないこともあり、コロナが落ち着いたらPRしていきたいとのこと。「価格は高騰気味で、原因は市内の学校給食での注文が多かったのが今なくなっているせいかもしれない」とも。

 さらに、各農産物のおいしさを味わうため試食が行われた。強い甘味が自慢の「船橋にんじん」はジュースと温野菜に、商品開発中のジェラートが披露された。「葉付き枝豆」は茹でた枝豆とすでに農産物直売所「ふなっこ畑」(行田3-7-1、TEL 047-439-3061)で販売している枝豆のジェラート、「小松菜」は西船橋産の小松菜を混ぜ込んだ、同じく「ふなっこ畑」で販売している小松菜のジェラートの試食がふるまわれた。

 松戸市長は「船橋が誇る、ニンジン、小松菜、枝豆がこういった形で生産されていることをうれしく思います」と生産者をねぎらい、「食は健康にとって大事、家にいる時間が求められている今だから、家にいて季節の野菜を食べることで季節の移り変わりを感じてもらい、市民の皆さんに元気になってもらえたら」と話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 左から高橋さん、飯島さん、藤田さん

  • 左から、試食する松戸市長と山﨑副市長

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