2020年05月07日 配信

子どもたちからのメッセージ

5/7(木)市内パン店発信の「医療機関にお菓子を贈ろうプロジェクト」

寄付金募り第1弾の「ありがとうのラスク」100袋を医師会へ

 新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が続く中、5月7日、市内パン店による「医療機関にお菓子を贈ろうプロジェクト」第1弾の「ありがとうのラスク〜あなたがいてよかった」100袋が医師会(船橋市北本町1-16-55 船橋市保健福祉センター内)へ届けられた。

 「医療機関で働く人たちに、ほんの少しでも憩いを提供したい」とパン店「Little Breads To Go(リトル・ブレッズ・トゥ・ゴー)」(船橋市本町1-21-16、TEL 047-437-8733)店主の古宮義和さんが同プロジェクトの発起人。4月末に市内のパン店3店舗にまずは募金箱を設置。そこに集まった資金で菓子を作り、医療機関に届けようというもの。

 「Little Breads To Go」のほか、企画に賛同した市内パン店は「ラ・ナチュール ハイジ」(咲が丘3-10-8、TEL 047-468-8142)店主の宮下真彦さん、「アーノルド・フジ・タカムラ」(芝山3-10-2-107、TEL 047-464-6974)店主の高村清太郎さんが賛同し、3店舗で募金を募った。

 主催は「船橋ありがとう委員会」で、事務局を務めるのは海神在住で医療関係者の君塚靖さん。君塚さんは毎週のように「Little Breads To Go」でパンを購入する常連客で、古宮さんが君塚さんに相談したことが始まりだったという。

 君塚さんは「古宮さんから『新型コロナウイルスと毎日闘っている医療従事者にパンを届けたい。私がお金を出してもいいから、そのパンを病院にコネクションがある君塚さんが届けてくれませんか』との話を持ち掛けられました」とプロジェクトの経緯を話す。「それに対して私から、この近隣の皆さんの気持ちを集めて、それを原資に古宮さんがパンを作って、それを私が届けるのではどうでしょう、と提案したんです」とも。

 古宮さんが仲間のパン店に声を掛け、宮下さんと高村さんが賛同。病院に届けるためにはパンは日持ちがしないことから、届ける内容は菓子になった。古宮さんは、届ける菓子に自身の子どもやその知り合いの子どもたちのメッセージも添えたいと考えたという。

 「このプロジェクトは、3つのパン屋さんで立ち上げましたが、これからこの輪がどんどん広がっていってほしいんです」と君塚さん。

 そして、菓子をどこの病院に届けるべきかを考える上で、君塚さんが医療系メディアで働いていた際に縁があったという板倉病院(船橋市本町2-10-1、TEL 047-431-2662)の院長梶原崇弘先生に相談したという。その結果、「船橋市医師会に届けて、病院に配分してもらってはどうか」とのアドバイスを受け、同会の杉田伸事務局長に電話をし、快諾してもらったという。

 古宮さんはゴールデンウイークで店舗が休業中の間に、「医療従事者の方々に感謝の気持ちと応援の気持ちを届けたい」との思いを込めて、菓子「ありがとうのラスク〜あなたがいてよかった」を第1弾として100袋製造、無事医師会事務局長・杉田さんの元に届けられた。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 古宮さん(写真右)からラスクを受け取る君塚さん

  • ラスクを受け取る医師会の杉田事務局長

  • 「ラ・ナチュール ハイジ」

  • 「アーノルド・フジ・タカムラ」店主の高村清太郎さん

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