2020年04月24日 配信

子ども食堂ハレカフェで、弁当として提供

4/24(金)臨時休業で余った給食食材を「子ども食堂」へ

「ふなばし子ども食堂ネットワーク」を通じて

 船橋市教育委員会(船橋市湊町2-10-25)は、新型コロナウイルスの感染拡大で小中学校が臨時休業となったことで、市内の小中学校で使用する予定だった学校給食用の食材を「子ども食堂」の活動に役立ててもらおうと4 月 9 日、「ふなばし子ども食堂ネットワーク」(浜町 1-6-5-120、浜町商店街「ハレカフェ」内)へ無料提供した。

 子ども食堂は食事を準備することが難しい家庭に食事を提供するもので、ふなばし子ども食堂ネットワークは、子ども食堂を運営している市内各地の団体が交流し、子ども食堂の輪を広げ、情報交換や研修等を行うための連絡会。現在「キタナラ子ども食堂」(習志野台5-7-16、「カフェウフ。」内)、「おむすび食堂」(高根台6-2-20)、「みんなの家こっこ」(宮本8-7-20)、「ハレカフェ」など11カ所の子ども食堂が参加している。事務局長はハレカフェ店主の牛垣雅志さん。

 今回、同ネットワークへ提供した給食食材は、3 月に使用する予定だった「さわら」851 切、「いか」345 切、「むきえび」1袋(1キロ)など全 18 種類。3 月から市内全校で臨時休業になり、使用できなくなった給食食材は4 月分へ転用を検討したが、4 月も休業が延長されたことから、賞味期限の迫った食材の提供を決定したという。食材は同ネットワークを通じて市内の子ども食堂11カ所へ提供、子ども食堂で把握している支援が必要な家庭等(子育て世帯や独居の高齢者等)へ渡すほか、子ども食堂で調理し、弁当として配布した。

 各子ども食堂で開催日は異なるが、4月16日に行われたハレカフェ内の「子ども食堂」では、大人13人、子ども6人が来店したという。他の食堂でも30食以上の提供が行われた。「35食分作成し、すべてお持ち帰りいただきました」と牛垣さん。

 来店者からは「大変助かった」「他の子育て世帯の方々とお会いできて安心した」「学校給食も大変なのですね」など感想があったという。

 今後の市からの食材提供は未定だが、提供できるものがあれば随時おこなっていくという。同団体としても独自に弁当の配布を行っていく予定で、5月の開催日についてはホームページから確認を。通常の子ども食堂と同様に、参加費として大人500~300円、子ども100円~無料の場合があるという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 提供した食材のうち、さば、いか、 かまぼこ、味付け海苔が使われた

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