2020年05月01日 配信

5/1(金)塚田駅近くに自家焙煎珈琲の「ふくろう珈琲」

障がい福祉作業所として4月1日にプレOPEN

 東武アーバンパークライン塚田駅からすぐの場所に4月1日、障がい福祉作業所として自家焙煎珈琲を製造・販売する「ふくろう珈琲」(船橋市行田1-45-17、TEL047-460-9261)がオープンした。

 同施設は、障がい福祉作業所の「就労継続支援B型施設」として開業。「就労継続支援事業」には、A型とB型があり、A型は雇用契約を結んだ就労形態を可能にするもの。一方でB型は、雇用契約を結ぶのが困難な場合に就業機会の提供や就労に必要な知識の提供や訓練の提供などを行う事業形態。施設面積は、全体で約110平方メートル。カフェのような試飲室は70平方メートルと広々とした空間になっている。

 同施設では、利用者は珈琲豆のピッキング(豆のより分け作業)や焙煎、販売、ドリップパックやギフトボックス作成などを担当。取材時には新型コロナの影響で発注した焙煎機が届いていなかったため、家庭用の小型機で代用していたが1キロを一気に焼ける機械の到着を待って本格的に稼働する予定だという。

 同店を切り盛りするのは、代表の植草啓士郎さん(33)、植草悠さん(28)の兄弟。兄の啓士郎さんはおくやまメディカルグループの放課後デイサービス事業所勤務を経て、同事業所を開業。市川市役所で働いていた悠さんが無類の珈琲好きで大学生時代から自宅で手網での焙煎研究をしていた事から珈琲焙煎を活用した作業所を立ち上げることになったという。

 現在は、新型コロナウイルス感染症の影響で自粛営業で利用者の受け入れを少数に留め少量の珈琲豆販売や通販事業の準備などを行っているが、5月9日頃を目途に本格開業を準備している。豆の販売だけでなく、店内のスペースでの試飲も可能。

 利用が始まると定員は20人。作業するだけでなく利用者の障がい特性に合わせた働き方を学ぶ時間を地域の企業などを連携して毎日1時間程度カリキュラムの中に入れていくという。

 珈琲豆の種類は、常時数種類を置く予定。スペシャリティ珈琲の豆に特化し、各地の農園から直接買付けを行うという。また、豆の販売から出た利益は利用者の作業工賃に還元し、待遇向上に役立てるという。

 営業時間は、9時~18時(福祉作業所としての営業時間)。18時以降の豆販売は検討中。水曜日定休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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