2020年04月18日 配信

新型コロナ対策で現金収入の減った飲食店を支援するアプリ

4/18(土)船橋商工会議所青年部が「TAKE OUTふなばし」

オープン予定を先行してプレリリースへ

 船橋商工会議所青年部(以下、YEG船橋)で市内の飲食店が行っているテイクアウト情報をまとめたアプリ「TAKE OUTふなばし」を4月20日に予定していたオープンを前倒しして18日にプレオープンさせた。

 同アプリは、福井県鯖江市の商工会議所青年部(YEG鯖江)で新型コロナウイルス感染症対策として実施して実施していたものを船橋用に流用したもの。現在掲載件数は、約100件(2020年4月18日時点)。

 検索方法は、「キーワード検索」「絞り込み検索」などから選択可能。「絞り込み検索」には、「ジャンル検索」「エリア選択」「受取方法選択」などの機能もついている。

 飲食店のジャンルは、「アジア・エスニック」「カフェ・パン・スイーツ」「ファストフード」「中華」「丼・定食・弁当」「和食」「寿司」「居酒屋・焼き鳥」「洋食」「焼肉・ステーキ」「鉄板・粉物」に分かれており、複数のジャンルで登録されている店舗もあるという。

 エリアは、「船橋駅」「津田沼駅」「東船橋駅」「西船橋駅」「飯山満駅」などの主要駅、少し他の駅と離れた駅周辺地区からの選択や、「三咲駅・二和向台駅」「下総中山駅・原木中山駅」「北習志野駅・薬円台駅」「大神宮下駅・船橋競馬場駅」などのように二駅にまたがって商店が乱立している周辺エリアでの選択。そのほか、「船橋北部」「船橋南部」「船橋西部」「船橋東部」「船橋中部」などの地区別での選択も可能になっている。

 また、「テイクアウト」だけでなく、自宅やオフィスまで配達可能な「デリバリー」に関しても情報が網羅されている。決済方法も掲載されており、現金、クレジットカード、PAYPAYなどのほかに、電子決済など個別の決済手段も掲載されている。

 個店の紹介ページは、店の特徴がわかる写真や紹介文章、メニューの一覧などが掲載されており、店舗のHPやSNS(Instagram、Facebook、Twitter)なども網羅。店舗が発信している直近情報にもふれることができる。新型コロナ対策で急遽営業時間を変更したり、営業自粛になった場合などでもSNSの発信を閲覧できることでリアルタイムに情報を知る事ができる。

 また、GoogleMAPと連動しており、位置情報から店舗を割り出して道案内も行う。スマートフォンやタブレットから検索している場合は、電話番号をクリックするとそのまま電話がかかる仕組みになっており、注文も店舗画面からスムーズに行える。

 同アプリの導入にあたって、YEG船橋内の有志で組織された「テイクアウト応援隊」メンバーは、鯖江市のメンバーとの調整、船橋市が行っている「#食べよう船橋」サイトからの飲食店情報共有など各種の調整を2日でまとめた。

 少しでも早くリリースするため、メンバーで入力作業を分担、昼夜を問わず入力作業を行ったことで予定よりも2日早いリリースにこぎつけたという。

 「飲食店さんの大変な状況は肌で感じています。少しでもこの活動や役に立つならうれしい」と入力作業を担当したメンバー。「一人でも多くの方に利用して頂いて、家事の負担軽減、外出できない子どもたちの楽しみ。何より、政府の給付や補償が決まるまで地域の飲食店さんをみんなで支えることができればと考えています」と、テイクアウト応援隊・大木隊長。

 サイトは、「TAKE OUTふなばし」で検索してもまだ見つかりにくいので、アドレスの入力か、こちらのリンクから。https://takeout-dish.com/funabashi/

 現在、船橋商工会議所青年部の公式HPまいふなねっとなどへのバナー掲出許可は得られている。そのほか、船橋市役所、船橋商工会議所などにも交渉、多くの市民に情報が行き渡るよう交渉を続けているという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • ジャンル選択も船橋独自の基準になっている

  • 船橋在住メンバーが入力しているので検索性が高い

  • テイクアウト・デリバリーからも選択可能

  • 店舗掲載画面は写真付きで店・メニューの雰囲気がわかる

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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