2020年04月11日 配信

4/11(土)「コロナ休校による悩み」を子育て世代にアンケート

船橋ワーキングマザーの会が緊急調査

 女性の子育てと仕事の両立を応援する船橋の市民団体「船橋ワーキングマザーの会」が、新型コロナウイルスによる小・中・高校の休校期間の長期化が家庭にどのような影響を及ぼし、 各家庭でどのようなサポートを必要としているかのアンケート調査を4月5日、実施した。

 アンケート対象としたのは、船橋市内の学齢期の子どもがいて母親が働いている家庭 。アンケートはSNSのうち、フェイスブック、インスタグラム、アメブロ、Piazzaの4種を使用し、実施期間は4月5日、6日。回答数は510 件(内有効回答数 452)が集まった。

 同会の代表・高橋さんは「子どもたちの健やかな育ちのために、いま、助け合いが必要です。 それぞれのご家庭でどのように過ごしているのか、どのようなサポートを必要としているか。また、ママ・パパ同士でどのように助け合える可能性があるかアンケートを取りました」と話す。アンケート期間を1日という短い期間に設定した理由については「現在の状況をスピーディーに市へ訴える必要があったため、短期間での実施にしました」とも。

  アンケートでは、家庭での過ごし方、 どのようなサポートを必要としているかのほかに、親同士・地域の人同士でどのように助け合える可能性があるかについて、意識調査を行うとともに、 助け合いのできる内容についてアイデアも収集した。

 アンケートでは、約70%の親が4月6日以降も出勤して仕事をする予定と回答。そのため、働きに出る親たちにとっては、休校が長引くことで子どもが1人もしくは子どもだけで過ごす時間が長いため、最も懸念される点として「子どものケア」(29%)が第1位にあがった。

 「親へのサポートとして求めていること」では、「収入・雇用の保障」(29%・第1位)と、ほぼ同数で「子どもをみてくれる施設」(28%・第2位)が上がっている。その他の回答でも「休業、在宅ワークへの企業への働きかけ」「大人の感染予防策の徹底」「見通しの立った正しい情報提供」を求める声も。 

 全体的な問題点として、子どものケア 、子どもをみてくれる施設 、親のストレス緩和 、栄養面の不安 、親が感染した場合に子どもをみる人がいない、といった点があげられたことを同会で集まったアンケートを元に要望提案書を船橋市に提出した。提案としては、「給食に代わる弁当の配達許可」「医療関係と教育・福祉関係の連携」「預け合い、子育てサポートのガイドラインの設定」など、問題に対する提案をした。

 アンケートを受け取った船橋市役所「市民の声を聞く課」の課長・入江さんは「今回、さまざまなジャンルに及ぶリアルな子育て世代の声をいただきました。船橋市教育委員会学校教育部、管理部、子育て支援部、都市整備部、経済部、保健所、福祉サービス部の7部署に情報提供させていただき、提案書について各部署ごとに検討していきたい」と話した。「今回のコロナウイルス関係でさまざまな団体からご意見、ご要望をいただいています。市としても真摯に受け止め、実行可能なものからできるだけ早く対応していきたい」とも。

 アンケートの詳細は、同会ブログ(https://ameblo.jp/funabashiwmama/)で結果を公開する予定。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

小林夢生

小林夢生

MyFuna編集部所属、ママ向け情報誌「Mamachi」の編集長。中学1年生(女)と小学校1年生(男)のママです。
ママが“元気”に“楽しく”子育てできる街づくりを目指しています!ハンドメイドマルシェをはじめ、各種イベント企画・運営も行っています。木曜日は「市場カフェ」で終日カフェスタッフもやってます。
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