3/31(火)新型コロナウイルス感染対策「オゾン発生装置」とは
元医師会長・玉元弘次さんが薦めるオゾンの効果は!?
全国各地で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症の有効な対策手段として、船橋市医師会の元会長・玉元弘次さんが「オゾン発生装置」を自身のSNSなどで紹介、これを見た市内の飲食店での導入事例が増えている。
玉元さんは、船橋市内の医療と福祉業界の連携を円滑にするための「船橋在宅医療ひまわりネットワーク」の現代表。診療科は、整形外科を中心に在宅向けの高齢者医療、グループホーム運営など地域医療・福祉全般を事業として手掛けている医師であり経営者。
今回、玉元さんが飲食店などの人が集まる場所に設置を薦めている「オゾン発生装置」とは、インフルエンザウイルス、HAウイルス、SARSウイルスなどに有効だとされている。「新型コロナウイルスもSARSウイルスと同じのコロナウイルスの一種、ウイルス除去に有効だと考えられます」と玉元さん。
オゾンとは、3つの酸素原子が集まったもので、常温では無色の気体状態。特有の匂いがあり、酸素と比較すると原子の結合力が小さいためすぐに「酸素」と「酸素原子」に分かれる。匂いなどの原因原子に触れたとき「酸素原子」が匂いのもとと結合、これらを酸化させ有機化する。
この酸化作用には強力な脱臭、殺菌効果があり、かねてから脱臭、殺菌、漂白、洗浄など様々な局面に用いられてきたという。玉元さんは、この強力な殺菌効果に新型コロナウイルス発生当初から注目し、SNSなどで店舗やオフィス、公共施設などでの利用意義について拡散し続けてきた。
「つい先日甲子園球場でも、オゾンを使ったバリアでウイルスを殺菌すると方法が採用になったと聞きました。未知のウイルスに対応していくためにもオゾン発生装置は、今後必要なものになってくると思われます」と玉元さん。
コロナウイルスは多くの種類があるというが人に感染するのは7種類のみ。そのうちの4種類は風邪などの軽い病気を引き起こし、のこりの3種類が「SARS(重症急性呼吸器症候群)」「MERS(中東呼吸器症候群)」と今回の新型コロナウイルス「COVID-19」だという。
感染経路は、主に飛沫感染。「くしゃみ」や「咳」、近距離で会話をした時に放出される唾液や粘液なども感染の原因になるという。また、物質の表面に付着した飛沫は4~48時間ほど感染力を保ち続けるのだという。そのほかの感染経路として、排泄物や空気中を漂う微粒子「エアゾル」などがあげられている。
玉元さんによると、空気中にオゾンのバリアを張っていると強力な殺菌効果を発揮し、エアゾルや物質に付着した飛沫に関しても高い殺菌効果を発揮するというのだ。
「オゾンは、酸素の原子物質なので基本的には人体に有益だとされています。しかし、高濃度のオゾンを直接吸収したり、長時間触れていると人体に悪影響を及ぼすこともあります」とオゾン発生器を手掛ける地元企業。「使用上の注意を守って、空気中のオゾン濃度が濃くなりすぎないように気を付けてください」とも。
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