2020年03月29日 配信

新南部清掃工場(現在試運転中)

3/29(土)最新技術を整えた新南部清掃工場(さざプラ)が4月1日から本格稼働

循環型社会を目指して

 2016(平成28)年から建て替えを行っていた「新南部清掃工場(さざプラ)」(船橋市潮見町38)が4月1日、本格稼働する。愛称は清掃工場(プラント)前に広がる三番瀬のさざ波から「さざプラ(さざなみプラント)」。

 旧清掃工場がある同じ敷地内に建設された同工場は、建物が鉄骨鉄筋コンクリート造りの地上6階建て。焼却処理能力はこれまでの1日375トンから339トンに減るが、船橋市のごみ収集が週3回から2回に減り可燃ごみの排出量が減少傾向にあることや、今後の排出量を踏まえ、焼却処理能力を設定しているという。

 焼却方式は「北部清掃工場(メグプラ)」(大神保町1359-1)と同じ「ストーカ式焼却炉」を採用。全国的に見てもポピュラーな方式で、安全かつ安定的な処理が行えるという。家庭系可燃ごみの昼間収集は「メグプラ」、夜間収集は「さざプラ」に運ばれている。

 同施設では、誰でも申し込みができる約1時間の「見学者コース」も用意。1階のパネルで船橋市の「ごみの分別」の状況について学び、5階に上がり「ごみ収集」に関して実際稼働している工場内を見学。次に3階に下りると、「ごみ分別収集選手権」などの体験や、船橋のごみから地球環境を考え、どうごみを減らしていくべきかなどを考えるコーナーが展開している。同コースを締めくくる、子ども向けアニメ形式の映像鑑賞(「もしもの世界」)の用意もある。

 同施設は最新の設備が整い、各処理工程で高い処理能力を発揮している。高効率のごみ発電設備を導入し、年間5300万キロワットアワーの発電を行いごみ処理施設の運転に必要な電力をまかなっている。余った電力(4300万キロワットアワー)は売電し、5億4000万円相当の収益を見込んでいる。

 さらに、この発電量は2万4000トンのCO2削減量に相当し、環境負荷を可能な限り低減した施設になる。新工場を稼働することでごみの持つエネルギーをできる限り取り出し、循環型社会の実現を目指している。

 船橋市役所環境部資源循環課の課長岡田純一さんは「環境についてもっと知りたい場合は、すぐ近くのふなばし三番瀬環境学習館』などにも行ってみてください」と話す。すぐ目の前には三番瀬が広がり、「5階から見渡せる眺望も堪能ください」とも。

 建て替えに関してはDBO(Design Build Operate)方式を採用し、設計・建設から今後の運営・維持管理まで、一括して民間事業者(JFEエンジニアリング)に委託。運営や見学者コースなどの案内に関しては、特別目的会社の「エコサービス船橋」が担当。施設の所有権は市が保有する。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 入り口を入ってすぐの1階部分では、ごみを7分別で処理していることを、ぬいぐるみとバケツを使いわかりやすく展示

  • プラットホームの様子

  • 上記タービン発電機では、ボイラで発生した蒸気で発電機を駆動し発電している

  • 3階では友好都市など世界のゴミ事情なども学習できる

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