例年は屋台が並ぶ側道

3/22（日）桜の名所・海老川ジョギングロードが見ごろに

例年より少し早い満開へ

　市内の桜の名所のひとつ「海老川ジョギングロード」（船橋市夏見5）で、例年より少し早い開花が見られ、間もなく見ごろを迎えようとしている。

　今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を予防するため、船橋市役所からの屋台の出店や夜間のライトアップ、シート敷いてのお花見や飲食の自粛要請もあり、例年よりも静かな花見シーズンを迎えている。

　海老川ジョギングロードは、船橋市の中心部を流れる海老川の富士見橋から八栄橋までの約1キロにわたる両岸に設定されたジョギングコース。3月初旬の河津桜を皮切りに、ソメイヨシノ、八重桜、サトザクラなど約500本の桜が並び、桜のあとは初夏の紫陽花などが見られる。

　ジョギングロードと呼ばれる歩道は、ジョギング、ウォーキング、犬の散歩、地元の陸上部の練習コースにも使用され、かつてはマラソンの有森裕子さんも練習で使用したことから「有森ロード」とも呼ばれ、親しまれている。

　3月22日現在、桜の開花状況は全体的には5分咲きだが、木によっては8分咲き～満開の木も見られる。

　定年退職後、約20年間この場所をウォーキングすることが日課だという男性によると「暖冬の影響かな。少し開花が早いような気がするね。4月の入学式の頃には終わったしまいそう」と話した。この場所での犬の散歩が日課だという4人の女性は、「屋台が出ていないから犬を誘惑する匂いがないから散歩はしやすいけど、やはりさみしいね」と話す。ジョギングを楽しんでいた親子は「陽気が良いからお花見がてらこっちまで来ました」と明るく話した。

　人出は例年より少ないように見えるが、歩く人の中には、カメラを持って桜を撮影する人、親子で散歩する家族、川辺やベンチで桜を見ながら談笑する人たちが、桜に彩られた海老川ジョギングロードを楽しむ様子が見受けられた。この場所をほぼ毎日散歩しているという男性によると「3月25日〜28日辺りに満開を迎えそう」とのこと。

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