3/15(日)船橋・神保町に共同生活援助施設「グループホーム 空と海」
4月に開所予定
船橋市北部で「アトリエ 空と海」やレストランを備えた施設「らんどね 空と海」を運営する社会福祉法人地蔵会は、4月から新たに障がい者共同生活支援施設「グループホーム空と海」(船橋市神保町177−8、TEL047-456-2188)が開所するにあたり、3月14日、竣工式が行われた。
社会福祉法人地蔵会は20年以上前に設立され、現在は多機能型の障害福祉サービス事業所「紙好き工房 空と海」「アトリエ 空と海」「らんどね 空と海」を運営。それぞれが生活介護、就労継続支援B型(紙すき工房を除く)で利用者の受け入れをしている。この施設の並びに、新しくグループホームが完成する。
サービス管理責任者で社会福祉士の奥野瑠一さんは、「職員でも住みたくなる施設をという思いで造りました。朝はリビングダイニングの窓から見える広場でラジオ体操をして、1周200mのその広場を歩いたり、走ったりできます」と話す。
応募は締め切っているが、定員は6人に加え、ショートステイで2人の計8人が利用できる。玄関からバリアフリーとなり、通路は広めになっている。浴室には、肢体が不自由な人用に入浴専用車椅子も用意。リビングダイニングは広々とした空間が広がり、テーブルや手洗いのシンクなどは「紙好き工房 空と海」で作られた物だという。
各個室は約6畳ほどの広さ。ベッドとチェストなどが置け、窓からは緑豊かな景色が見える。また、ショートステイ用の1室は車椅子の人にも対応できる介護用ベッドを設置。隣接の多目的室では音楽演奏会や展示会などができるようになっている。建物の名称は「ヒュッゲ」とし、デンマーク語で「心地良い」「居心地が良くリラックスできる」「和んでのんびりする時間を過ごす」などの意味だという。
竣工式では、業務執行理事で施設長の奥野満さんが「みなさまのおかげで、念願であったグループホームが完成しました。この会場は多目的室で、災害時など避難場所や地域の人たちの交流の場所としても考えています」と挨拶した。
理事長の大野待子さんは「当事業所は、ものづくり、身体づくりをコンセプトにし、利用者さんの好きなことや得意なことを伸ばしていくことが私たちの仕事だと思っています」と事業所を紹介。グループホームについては、「利用者さんが親元を離れ暮らすところですので、心地よく、窮屈であってはいけないと思い、設計にもこだわりました。ヒュッゲな『空と海』をよろしくお願いします」と挨拶した。
竣工式の最後には、当事業所の利用者の人たちによる「和太鼓の演奏とひょっとこの踊り」が披露された。
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