2020年03月12日 配信

「なのはなごはん」の芳野さんと「釜めし藤むら」の加藤さん(右)

3/12(木)飯山満の「釜めし藤むら」がリニューアル

手作り弁当「なのはなごはん」と曜日替わりの運営に

 飯山満にある「釜めし藤むら」(船橋市飯山満3-1565-15、TEL047-468-0985)が2019(令和元)年12月にリニューアルオープンし、新しい事業形態として手作り弁当「なのはなごはん」とのシェアリングを3月9日から開始した。

 1989(平成元)年にオープンした同店。こだわりの釜めしや定食を提供し、約30年間近隣住民から親しまれていたが、2019(平成31)年5月にいったん店を閉じていた。店主の加藤さん夫婦は、店主が60歳を迎えたことをきっかけにこれからの人生を考え、どうしていくかを模索していたという。「いったんは完全に店を閉じることも考えましたが、気にかけてくれる常連さんもいたので、簡単にはやめることはできなかった」と妻・弘子さんは話す。

 結果、建物の1階すべてが店舗として使っていたのを約9坪まで減らし、席数もテーブル席4卓の16席に。夫婦2人でも無理なく運営できるように改装し、リニューアルオープンさせた。メニューは「五目釜めし」(900円)、「とり釜めし」(900円)、「煮穴子釜めし」(1,100円)など以前と変わらない内容でいずれも香の物、みそ汁付きで提供する。

 3月9日には、手作り弁当を提供する「なのはなごはん」も同所店内でオープン。代表の芳野香菜子さんは習志野市在住の6人の子どものママ。弘子さんとはイベントを通して知り合ったという。店のリニューアル以前から、「なのはなごはん」の弁当を時折提供していたこともあるという。

 そして今回、店舗の営業について、月曜と火曜が「なのはなごはん」、水曜~日曜が「藤むら」の営業日として、店舗スペースをシェアする形にしてオープンを決めた。「自分の子育てがひと段落して、次の若い世代の頑張るママの応援がしたかった。香菜子さんの価値観や頑張りに共感して、この人となら一緒にやれると思った」と弘子さん。

 芳野さんの提供する弁当は、主に千葉県産の野菜をメインに使用し、野菜不足解消や、ヘルシーだけど満足感のあるシンプルで素朴な弁当。月曜はタコライスとプチサラダの入った「タコライス弁当」(800円)、火曜はご飯と野菜たっぷりのおかずが入った「おたのしみ弁当」(800円)の2種を提供する。いずれも予約優先で、当日販売分も用意するがなくなり次第終了となる。

 本来大人用の弁当のみの販売を予定していたが、コロナウィルス感染拡大予防のため学校が一斉休校に入ったことを受けて、子ども用の「おこさま弁当」(600円)も用意。地域の子育て世代の家庭から、さっそく弁当の注文が入っているという。

 芳野さんは「最近、フードコートで一人で食事をする高齢者もよく見かけますが、どうせなら体に良いものを食べてもらいたい。そして、ここにお弁当を買いに来て、年齢に関係なく色んな人と地域の繋がりができてくるような場所を作っていきたい」と話す。

 「藤むら」の営業時間は11時30分~14時、17時30分~20時。「なのはなごはん」の営業時間は11時30分~14時30分、問い合わせはHPから。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 「なのはなごはん」のおたのしみ弁当(800円)

  • 「なのはなごはん」には総菜も数種用意

  • 「なのはなごはん」の営業日にはタペストリーが

この記事を書いた人

小林夢生

小林夢生

MyFuna編集部所属、ママ向け情報誌「Mamachi」の編集長。中学1年生(女)と小学校1年生(男)のママです。
ママが“元気”に“楽しく”子育てできる街づくりを目指しています!ハンドメイドマルシェをはじめ、各種イベント企画・運営も行っています。木曜日は「市場カフェ」で終日カフェスタッフもやってます。
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