2020年03月07日 配信

工場外観

3/7(土)新南部清掃工場(ふなばしさざプラ)が4月1日から

新愛称は「ふなばしさざプラ」

  1989(平成元)年から稼働している南部清掃工場(船橋市潮見町38)の老朽化に伴い、2016(平成28)年から建て替えを行っていた新清掃工場「(愛称)ふなばしさざプラ」が完成し4月1日、稼働を始める。

 新工場の名称は「ふなばしさざプラ」。同じ敷地内に建設し、建物は鉄骨鉄筋コンクリート造りで地上6階。焼却処理能力は現在は375トンのところ、1日339トンに。この焼却能力は、本市の可燃ごみの排出量が減少傾向にあることと、今後の排出量を踏まえて設定しているという。

 焼却方式は2017(平成29)年4月に完成した北部清掃工場と同じ「ストーカ式焼却炉」を採用。「ストーカ式焼却炉」とは、ごみを火格子(ストーカ)の上でゆっくり移動させて燃焼させる焼却炉。この焼却方式は全国で最も多く採用され、ごみに対してむらなく空気が行きわたり、安全かつ安定的な処理を行える。さらに、現在よりも5倍の処理能力がある。

 高効率のごみ発電設備を導入し、年間5300万キロワットアワーの発電を行ってごみ処理施設の運転に必要な電力をまかない、余った電力(4300万キロワットアワー)は売電し、5億4000万円相当の収益を見込んでいる。この発電量は2万4000トンのCO2削減量に相当し、環境負荷を可能な限り低減した施設になっている。新工場を稼働することでごみの持つエネルギーをできる限り取り出し、循環型社会の実現を目指している。

 建て替えについては設計・建設から今後の運営・維持管理まで、一括して民間事業者(JFEエンジニアリング)に委託。施設の所有権は市が保有するが、事業主体は民間事業者になる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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