2020年02月26日 配信

市場カフェ店内に臨時設置されたマルシェコーナー

2/26(水)布小物作家が作る「手作りマスク」販売会が「市場カフェ」で

3月末まではカフェ「ダイジングー」でも販売

 船橋市場の中に店舗を構える「市場カフェ」(船橋市市場1-8-1 TEL047-409-1877)で2月25日、市内の布小物作家が作るマスクや入園入学準備品を販売する「おたすけマルシェ」が開催され、3時間で60枚以上のマスクが販売された。

 現在起きているマスク不足から、市内ドラッグストアではマスクやアルコールスプレーなどを求め、朝、店頭に列ができている光景も少なくない。

 またウイルス対策だけでなく、この季節は花粉症で悩んでいる人にとって、マスクが欠かせない時期でもある。2月17日にイオンタウン新船橋(船橋市北本町)開催された「ひるマルシェ」でも手作りマスクの需要が多かったことから、各作家が作っている「手作りマスク」を多くの困っている人に届けられたら、と今回のマルシェが企画された。

 市内の手作り作家のネットワークを持つ「夢あみネット」代表の西川真弓さんと、市川市行徳で手作り作家の店を営む「カラフルコットン」代表の今(こん)さとみさんに声を掛けたところ、西川さんはつながりのある作家から手作りマスクや入園準備品を収集。マスクは100枚以上が集まり、「夢あみネット」として一括販売した。今さんは、当日店頭に立てる作家として、船橋市内の自宅で子ども服作りの教室「sewing kitchen pelote(ソーイングキッチン プロット)」の開講やminne(ミンネ)で「pelote(プロット)」という店名で作品販売をしている石直(いしじき)さんを紹介。石直さんが当日は店頭で販売に挑んだ。

 販売会の開始時間前には「マスクがなくて困っていた」という人が数名店頭に並んだ。市場内の通行人も「え?ここでマスク売ってるの? どんなマスク?」と興味を示す人も見られた。告知期間がわずか5日ほどと短かったにも関わらず、マスクは3時間で両店合わせて60枚以上が販売され、併せて入園入学準備品などを買い求める人もいた。

 西川さんは「こうした活動を通して、マスク不足が少しでも解消されることを願ってます」と話す。カフェスタッフは「今は、手作りマスクを作るためのゴムやガーゼも品薄と聞いている。そんななか、出し惜しみすることなく、困っている人のためにと作品を出していただけるのはとてもありがたいこと」と話す。石直さんは「大人用マスクは無地のものが売れて、柄物は残った。今後の参考にしたい」と話した。

 マルシェには船橋大神宮近くでヘアサロンを併設するカフェ「ダイジングー」(船橋市宮本)のオーナー・花嶋伸吾さんも来店。ダイジングーでは店内での手作り小物作家の作品販売や展示会、ヨガワークショップなどにも力を入れている。花嶋さんは、「マスク、今、必要だよね」と今回「夢あみネット」に集まった手作りマスクを、ダイジングーで委託販売することにした。ダイジングーでの販売は、2月27日15時ごろから約1カ月間、販売予定となる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 「夢あみネット」の作家たちから集まったマスクをはじめとする布小物

  • 立っているのが、左から西川さん、石直さん。買い物に訪れた客や作家仲間と

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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