2020年02月24日 配信

コンテナハウス「Hanare」を担当する高橋さん

2/24(月)南船橋駅近くのIKEA TOKYO-BAYにコンテナハウス

中国企業と船橋の建築会社の共同事業で

 IKEA Tokyo-Bay(船橋市浜町2-3-30)の店前に設置され、そのデザインセンスから口コミで話題になっていたコンテナハウス「Hanare」の販売が、船橋の建築・デザイン会社経由で2月17日から始まった。

 事業を手掛けているのは船橋市内の建築会社「C4 design label(シーフォーデザインレーベル)」(船橋市本町本町7-12-23、TEL0800-919-5545)。同社は、船橋市を中心に関東圏での土地探し、資金計画からデザインに特化した建築設計・施工までを手掛けている事業会社。

 同社は、コンテナの製造元を中国の巨大企業「ヤージ社」、「イケア」が家具・インテリアを担い昨年3月から動き出しているコンテナハウス事業「Hanare」の現地での販売・施工代理店として同プロジェクトに参画している。

 「Hanare」は、日本のJIS規格を取得した鋼材を使用し、世界でも高い技術力が評価されている日本の溶接技術で施工をする10フィートのコンテナ2つを使用したユニット。バラバラの状態で中国の工場から20フィートコンテナに4つ分を1セットとして積み込み輸入するため輸送コストが大幅に削減されるという。

 また、もともと施工スピードが速くオリンピック需要などで見込まれ各所で重宝されてきたユニットハウス。「Hanare」の場合、バラバラの状態から現地での組み立てが可能なためこれまでクレーンやユニックを積み込んだ車両が入り込めなかった場所にも設置可能な点などでも注目を集めているという。さらに、物置やコンテナであっても建築確認が必須となる「10平方メートル」の基準を下回るコンテナを使用している点なども幅広いニーズを満たすと注目を集めている。

 「農地やビーチ、山奥など建物を建てられない場所でも狭小なコンテナハウスであれば設置する事ができるケースが多数あり重宝されています。コンテナなので車輪を付けることで可動産として活用する事も可能です」と、同事業の担当をしているC4デザインレーベルの高橋さん。「中国では、このヤージ社のコンテナハウスでコロナウイルス対策拠点となる1000床の病院を10日余りで作った実績もあります」とも。

 断熱材グラスウールを壁に65ミリメートル、天井に250ミリメートル、床に150~250ミリメートル使用する事で一般住宅基準を満たす消音と高断熱を実現するという。「ギターやピアノなどのスタジオやカフェ、書斎や子ども部屋、自分だけのガレージ、パチンコホールの喫煙所など用途はアイディア次第です。もちろん電気や水道も引く事が出来ます」と高橋さん。

 施工・撤去スピードが速く、断熱や防音性能も高いという「Hanare」。外観のウッドパネルは石板やタイルを張る事も可能だという。また、カッティングシートなどでデザインも自由に変更でき、設置や撤去は内部そのままで4トンユニック車使用で即時行える。販売価格は190万円(税抜き)。イケアの家具10万円分のチケットが付いている。

 設置可能な場所などに関しては土地ごとに相談が必要だという。問い合わせ先は、0800-919-5545(シーフォーデザインレーベル)。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • IKEAの前に設置されたコンテナハウス

  • 10フィートコンテナ2つ分のスペース

  • 1つはテラスデッキとして活用

  • もう1つを事務所のようなプライベートスペースとして

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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