2020年02月23日 配信

学校医の野口先生も講習に参加

2/23(日)三咲小学校で歯科医師らによる「救急蘇生法講習会」

6年生児童150人が参加心肺蘇生法やAEDの実演など体験

 三咲小学校(二和東5-39-1)で「救急蘇生法講習会」が2月21日、同小学校の体育館で行われ6年生の児童150人が「心肺蘇生法」体験と「AED」実演をセットにした講習に参加した。

 同講習は、同小学校学の校医で野口歯科医院院長の野口隆司さんが同校教員らと「子どもたちも高学年くらいになると心肺蘇生法などを行えるくらいの体力がついてくる。災害の多いこの時代に自分の手で人の命を助けることのできる技術を身につけさせてあげられたら」と計画。「地域包括ケアシステムの推進において、地域に命を救う担い手が増えるのはとても素晴らしいこと」と野口さん。

 これに賛同した、野口さん友人で日本大学松戸歯学部教員の歯科医師・山口秀紀さんが協力。大学の教え子ら3人ともに助っ人に駆け付けた。野口歯科医院からはアシスタントとして看護師など4人が参加。計9人の講師が8ブースに分かれ、「心肺蘇生法」と「AED」についての体験を行った。

 講習では、講師の自己紹介に始まり、心肺蘇生法およびAEDの使い方や使うシュチュエーションについて映像VTRを視聴させ紹介。注意事項などを共有し各ブースに分かれて講座を開始した。

 人が道端に倒れているシュチュエーションで寸劇を交えて体験を実施。患者の体を揺さぶりながら「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」と呼びかけ反応を見る。「誰かいませんか~??」と周囲に呼びかけ、「救急車を呼んでください。AEDを持ってきてください」と依頼し、発見者役の児童は心臓マッサージを実施。30回実施して反応を見るなどしているうちにAEDが到着。

 AEDの指示に従ってパットを右胸と左わき腹に貼り付け、さらに指示を待つ。AEDが「電気ショックが必要です」と診断を下すと、周囲の人に患者に触れないように離れてくださいと注意勧告。無事にAEDが終了するといった一連の作業を全生徒た順番に体験した。この日は1限目と2限目を講習会に充て、全生徒が体験した。

 「学校内の付属校生徒などに教えることは今までにもあったが、学校外での講習は初めて」と山口さん。「あんんあに興味を持って参加してくれると思わなかった」と感想を話した。

 「まずは三咲地域で6年生に体験させたかった。社会に出る前に必ず救急蘇生法を体験させられるようにしたい」と野口さんは同地域での救急蘇生法の普及を目指す。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • スタッフの紹介をする同校学校医の野口さん

  • 2時限に分けて実施された救急蘇生講習

  • 映像で紹介される救急蘇生のシュチュエーション

  • 実際に体験する子どもたち

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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