2020年02月23日 配信

「アーノルド・フジ・タカムラ」店主の高村清太郎さん

2/23(日)肉に合う「黒パン」の共同開発

「粉者」×「アーノルド・フジ・タカムラ」のコラボで

 「アーノルド・フジ・タカムラ」(船橋市芝山3-10-2、TEL 047-464-6974)で現在、同店店主の高村清太郎さんと創作鉄板焼「粉者本店」(船橋市本町1-12-22、TEL 047-401-2578)の店主であり同店および系列店各店を経営する「タガタメ」の代表・鈴木雅史さんが共同開発した「黒パン」を製造している。

 製造へのきっかけは、船橋で生まれ育った鈴木さんから高村さんに直接、「黒いパンを作れないだろうか」と打診があったからという。実は鈴木さんは、サーロインのサンドイッチを作るために、肉に合う黒いパンを求めていた。

 高村さんは「数あるパン屋の中からなぜうちに?」と思ったというが、「せーたん(高村さんの愛称)と一緒に仕事がしたいと思って」という鈴木さんの思いを知り、うれしい気持ちと「粉者」という店舗のイメージに合うパン、何より肉に合うパンが作れるのだろうかという不安やプレッシャーがあったという。

 高村さんは「これまでの食パンの材料は変えず、分量を変え、さらに竹炭のパウダーを入れています」と話す。「肉のサンドイッチで、味付けを特にしていないサーロインステーキを使っているので、肉の邪魔をしない味付けを心掛け、塩やバターの量を決めていきました」とも。竹炭パウダーも入れすぎると舌ざわりが悪くなり、「黒さ」もどの程度黒くするかを吟味したという。かくして約1カ月の工程を経て、両者が納得できる「黒パン」が完成した。

 「黒パン」が提供されるのは、粉者本店のほか、粉者東京(東京都墨田区)、粉者牛師(中央区)、粉者焼天(港区)の各店。「黒パン」は、先の粉者各店で提供しているサーロインステーキのサンドイッチ「名物 素敵サンド」で使用され、「必殺コース」(5,980円)や「至高コース」(7,980円)のコースメニューの一品になる。

 「アーノルド・フジ・タカムラ」では現在、粉者グループからの発注に対して「黒パン」を作っているが、店舗販売に関しては目下準備中とのこと。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 店舗で焼き上げる「黒パン」

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