船橋市役所のホームページより

2/20（木）市内イベント中止相次ぐ、飲食店経営にも打撃

新型コロナウイルス拡散防止と自粛などで

　船橋市（船橋市湊町2-10-25）が2月19日、新型コロナウイルスの拡散を防ぐため、市内で開催のイベントの中止や延期の判断基準を示すなど各所で影響がでている。

　高齢者、糖尿病・心不全といった持病がある人などの参加が多く、参加者同士での濃厚接触の可能性が高いと考えられること、医療従事者や消防職員など市民の救命救急に関わる人が参加することなどを挙げ、いずれかに該当するイベントは原則中止や延期をするという。

　各種救命講習の当面の開催や2月29日に船橋市民文化ホールで開催の「船橋市消防局音楽隊定期演奏会」、2月29日・3月1日にきららホールで開催の「介護・福祉の合同就職説明会、PORT」の中止、3月8日にきららホールで開催の「医療センター公開医療講座　がんは遺伝するの？～がんと遺伝の関係～」の延期を決定している。

　西部公民館では、開催予定の「子育てサロン」「ハッピーサタデー」「こどもフェスティバル」「ミニデイ」、高齢者の健康維持のための体操「ふなばしシルバーリハビリ体操」、介護予防のための講座「元気応援講座」などは当面3月までは中止を決定している。ほかの市内公民館でも、イベントの中止や延期をホームページで発表している。

　一方で市内各所で行われている市民団体などが開催する街づくりイベントなども自粛や中止、無期限の延期などの措置がとられているものが多い。各種イベントに商品供給を行っている船橋市場内の事業者は「今年は売上が全然立たない…」と肩を落とす。

　また、市内で飲食業を営む男性は「宴会はまだそれほどの影響を受けていないですが、他店やニュース報道などを見ているとこの先が心配です」と表情をくもらせる。焼肉店を経営する男性は、「コロナウイルスの影響で外国人、特に中国系のお客さまが激減したので売上が大きく下がっています」とも。

　新型コロナウイルス感染症についての相談や問い合わせは、「船橋市新型コロナウイルス感染症相談センター」（TEL 047-409-3127）まで。

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