2020年02月19日 配信

昨年10月に開催した際も店頭でアート作品を展示した

2/19(水)船橋漁港「かねゆう水産」で「Fish&Artマーケット」が今月29日に

水産仲卸業が他業者とコラボでイベントを

 船橋漁港に本社を構える「かねゆう水産」(船橋市湊町3-16-10  TEL 047-433-1521)で2月29日、水産物の販売とアート作品が並ぶ「Fish&Artマーケット」が開催される。

 同マーケットを企画するのは同社取締役の大野真理子さん。同社の設立は1958(昭和35)年。千葉市中央卸売市場(千葉市美浜区)の水産物仲卸業者組合に所属するが、本社は船橋漁港に構えている。取り扱い主力商品は、船橋漁港で水揚げされるホンビノス貝を筆頭に、貝類、ウナギ、ドジョウ、スッポンなどのほか、鯛やヒラメ、車エビなどの鮮魚、マグロなどがある。

 通常は仲卸業者として千葉市の市場で業者向けに販売しているが、要望があれば船橋の本社で電話やファックスで受けた注文商品を販売したり、その日に食べてもらいたい商品があった場合にのみ、本社前で販売することもあった。しかし大野さんの発案により昨年10月、同社初の試みとなるイベント「Marin Market(マリンマーケット)」を開催。ホンビノス貝、ウナギ、マグロ、たらこなどの販売のほか、コーヒー、本町にあるパン屋「リトル・ブレッズ・トゥ・ゴー」とコラボして同社のホンビノスの佃煮を混ぜて作った「ホンビノスラスク」などを販売した。

 その後、同マーケットを昨年11月30日に船橋漁港で行われた「クラムチャウダー選手権」の際にもマーケットを開催し、今度は2月に「Fish&Artマーケット」と題して開催する。

 大野さんは「この辺りには近隣にスーパーがないことと、その日に競り場から仕入れた新鮮な商品を、直接、消費者の方に召し上がってもらえたらと思った。また、この港の潮風を感じつつ、アート作品を見ながらお買い物を楽しんでもらえたらいいのでは」と今回の企画について話す。当日は、これまで通り同社の鮮魚や「ホンビノスラスク」の販売に加え、アートの部門として、東京藝術大学に在籍中で映画監督でもある若手アーティスト・大野キャンディスマナさんの作品が並ぶ予定。

 そのほか、こうしたイベント日は「地元のみなさん、地元じゃない皆さまにも楽しんで、お得な商品をゲットしていただきたい。販売側も楽しめるお店にしたい」と、イベント日に限り、ジャンケンで勝つと、ホンビノス貝を100円引きで提供する。また、当日商品1000円以上の購入で、当日の味噌汁またはスープが無料で1杯サービスされるという。

 大野さんは「今後は、月1回、イベントを開催していければ。一緒に活動してくれる業者の方がいればぜひ一緒に盛り上げてもらえたらうれしい。例えば、フィッシュ&ファーム(農業)、フィッシュ&サーフ、フィッシュ&ばか面も面白そうです。近い将来、『マリンカフェ』も予定しています」と話す。

 29日の開催時間は8時~13時。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 昨年10月開催時の様子。写真の女性が大野真理子さん

  • 「リトル・ブレッズ・トゥ・ゴー」とのコラボ商品「ホンビノスラスク」。甘辛い味わい

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yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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