2020年02月15日 配信

練習風景

2/15(土)市船OBを中心とした期間限定吹奏楽団

3月1日に市民文化ホールで最初で最後のコンサート

 市立船橋高校(船橋市市場4-5-1、以下「市船」)吹奏楽部OBを中心とした期間限定で活動する吹奏楽団「船橋リミテッドウインドオーケストラ」が3月1日、船橋市民文化ホール(船橋市本町2-2-5)で最初で最後となるコンサート「船橋リミテッドウインドオーケストラ特別演奏会」を開催する。

 同企画は「音楽のまち・ふなばし 千人の音楽祭」で例年行われていた一般吹奏楽ステージを拡張する形で立ち上げられた。2019年10月から2020年3月までの半年間限定の活動期間で、主に市船吹奏楽部OBが中心となる。

 例年の「千人の音楽祭」の一般吹奏楽ステージは、市内でも有力な一般吹奏楽団から選抜メンバーに加えて、公募で集められた市民とで編成されていた。そのメンバー各々が所属する楽団のスケジュールの兼ね合いもあり、本番を迎えるまでの練習は2〜3回程度で、ステージに挑むのが通常だった。そのため一部の参加者からは、物足りなさを訴える声が挙がっていたという。

 千人の音楽祭実行委員会内でも「多くの小中学生も参加する同音楽祭で、子どもたちのお手本になるような、大人たちの本気の演奏を見せる舞台があるべきではないか」という意見があり、最終目標に「単独コンサート開催」を掲げた、期間限定の吹奏楽団を立ち上げることが決定した。

 同楽団の取りまとめを行うのは、千人の音楽祭実行委員のメンバーであり、市船卒業生でもある上野真輝さん。2019年夏に団員募集を行い、約110人のメンバー参加が決まった。うち6割程度が市船OBだという。2019年10月からは月2回程度のペースで練習をし、最初のうちは楽器演奏が久しぶりなメンバーが多いこともあって音を合わせるのに苦労もあったものの、練習を重ねるうちに勘を取り戻していったという。

 2月2日に行われた「第27回音楽のまち・ふなばし 千人の音楽祭」での初演奏で会場を湧かせた同楽団は、いよいよ3月1日、活動の集大成となるコンサートを開催する。上野さんは「普段所属している市民楽団でのイベントとはと違い、船橋リミテッドウインドオーケストラのコンサートは今回限りのものです。一期一会という言葉もありますが、終わりがあるからこそ放つことができる私たちの輝きをご覧いただけたらと思います」と意気込みを話した。

 指揮者は現役の市船吹奏楽部顧問・高橋健一先生と加賀龍志さん。ゲストに小松優一さんと宇田めぐみさん(ともにボーカル)を迎える。演奏予定曲は、「富士山〜北斎の版画に触発されて〜」、ミュージカル「レ・ミゼラブル」より、ほか。

 時間は17時開場、17時30分開演。入場無料。お問い合わせは、千人の音楽祭実行委員「千人力」事務局(船橋市教育委員会文化課内、TEL047-436-2894)まで。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 練習風景

  • 取りまとめ役の上野さん(左)、指揮者の加賀さん(右)

  • 今年2月2日に開催された「千人の音楽祭」での演奏

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