2020年02月12日 配信

包括支援課の亘隼平さん(左)と南部地域包括支援センターの主事・長倉喬仁さん(右)

2/11(火)地域包括支援センターの出張相談窓口をフェイス5階で月2回開設

介護や福祉サービス・認知症のことなどの相談窓口

 船橋フェイス5階の船橋駅前総合窓口センター(船橋市本町1-3-1)に2月9日、地域包括支援センターの出張相談窓口が試行事業として開設され、初回は4組の相談者があった。

 包括支援課の亘隼平さんは、「市民の方から、平日に行けないのでなんとかならないかという声をいただいておりましたし、国も掲げている『介護離職の防止』を目的にもしている試行事業です」と話す。

 今後「団塊の世代」が後期高齢者(75歳)になる2025年頃、介護者は介護と仕事の両立に悩み、「介護離職」を迫られる人が増えることが見込まれる。そこで国は「2025年問題」を踏まえて、「介護離職ゼロ」の実現をスローガンに掲げている。

 その方針にのっとり、船橋市でも、日中に働いている人が利用できるように、出張相談窓口を土曜・日曜に実施することで、介護を受ける本人と家族が一緒に来やすくするように試行を開始した。

 「親の介護が必要になってきたが、仕事があるのでどうすればいいのかわからない」「介護保険のサービスを利用したいが、どうすればいいのか」「親が一人暮らしで高齢になってきたから心配」「成年後見制度を利用したいがどうすればいいのか」などの悩みや心配ごとを気軽に相談できる場所となる。そして、船橋駅前総合窓口センターにある介護保険や高齢者福祉などの窓口にも、必要に応じてワンストップサービスで案内できるという。しかし、相談を受けた内容で、継続して支援が必要な人に対しては新しく必要な部署や課へつなげる必要があり、それは後日、平日での連絡になるという。

 市内には13カ所の地域包括支援センター、16カ所の在宅介護支援センターがある。そのうち中部、東部、西部、南部、北部の5ブロックの市直営の地域包括支援センターから、保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーの専門職より各回2人が窓口を担当し、それぞれの専門性を生かし、相談などに応じている。

 亘さんは「予約は必要ありません。土曜と日曜、月1回ずつ定期的に開設していますので、気軽に相談をしに来ていただければと思います」と話す。「1人当たりの制限時間などはなく、納得いくまで相談していただけます」とも。

 これからの開設予定日時は、2月22日、3月15日・28日、4月12日・25日、5月10日・23日、6月14日・27日、7月12日・25日、8月9日・22日。9時~12時。予約不要。問い合わせは包括支援課(TEL 047-436-2882)まで。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 出張相談窓口の様子

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