2020年01月30日 配信

学生時代からの友人関係だという二人(左が小久保さん)

1/30(木)ワインと肉の専門店「コックダイナー」がアパレル分野に進出

飲食店ならではの「ネタ」でデザインも

 船橋駅南口に広がる繁華街に店を構えるワインと肉の専門店「COQ DINER(コックダイナー)」(船橋市本町2-25-17、TEL047-497-8171)で昨年10月くらいから始動した通信販売メインのアパレル部門「COQ COLTHING」が本格的に営業を開始した。

 同店のオーナー小久保尊さん(36)は、日本ソムリエ協会認定「ソムリエ」の有資格者。ワイン入門書「図解 ワイン一年生」(サンクチュアリ出版)の執筆者としても知られるワイン専門家。2011年の創業からワインに合わせた肉料理やチーズを紹介する専門店として成長、根強いファンを抱える人気店に。

 2012年10月には2号店の燻製専門BAR「COQ DINER離」も開店、こちらも経営を軌道に乗せ、満を持して今回の新規事業に乗り出した。

 昨年10月に学生時代のバイト仲間・加藤直樹さん(33)をチーフディレクターに迎え入れ、通販専門のアパレル事業部を開設。飲食業界ならではのネタ「GEKO(下戸)」「YakinikuTabetai(焼肉食べたい)」「休肝日」などユーモアのセンスを感じさせる言葉をロゴとしてあしらうデザインや、下町情緒残る船橋の街並み写真を採用したデザインなどコアな船橋好きを惹きつけ、夜の船橋を中心に密かな話題を呼ぶようになった。

 このほか、自身の持つソムリエ試験勉強の経験から試験対策としてワインの産地名称にデザインを加えたTシャツなども企画「なかなか覚えられない産地名でも、隙間の時間で勉強できる」と販売した。今後はワイン入門書として一定の認知度を持っている著書「図解 ワイン一年生」とのコラボ企画なども視野に入れているという。

 フリマアプリ「BASE」で展開する当店の通販サイトでは、パーカーやスエット、Tシャツなどのアパレルウエアに加え、飲食店やカフェ向けにエプロン、サコッシュやメッシュキャップなどの小物も扱っている。宅配での対応のほか、希望に応じて実店舗での受け取りも可能。店舗受け取りの場合は600円以下のフードメニュー1品が無料になるという。

 また、同業者のユニフォーム作成や簡単なポップ、メニュー、チラシなどのデザインも受注可能。加藤さんと同店カウンターで飲みながら打合せするなど飲食店ならではのフレキシブルな対応も行っている。

 近年、東京都内の飲食店やシェアスペースを中心にコミュニティ醸成の一環としてオリジナルTシャツを制作、一般向けに販売をする事例が増えきた。しかし、船橋市内では一般向けにオリジナルアパレルウェアなどの販売開始をした事例はまだ少ない。

 年度内の3月末までにはチーズ専門の入門書も出版予定だという小久保さん。今回立ち上げたアパレルブランドとのコラボも計画中だという。

 BASE内のCOQ CLOTHING公式ページはこちら  https://gsfr3.app.goo.gl/Muyji8 #BASEec

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 飲食店アパレルブランドの可能性について熱く語る小久保さん

  • チーフディレクターとしてデザインを担当する加藤さん

  • COQ CLOTHINGのウェアを着て写真撮影に応じる二人

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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