2020年01月25日 配信

左から米澤選手と松戸市長

1/25(土)80歳の超人・米澤清彦選手がマスターズ陸上大会競歩で11連覇達成

4つ目となる日本新記録も

 船橋市在住の米澤清彦選手(80)が昨年9月13日~16日に群馬県で開催された「第40回記念国際・全日本マスターズ陸上選手権大会」M80クラス3000m競歩で優勝し、11連覇を達成したことを松戸市長に報告するため、1月23日に船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)を訪れた。

 米澤選手は同大会の11連覇だけでなく、昨年10月14日に岩手県で開催された「2019全日本マスターズ競歩大会」のM80クラス5kmロード競歩で日本記録を更新し、M75クラス5km、10km、20kmに続いて、4つの日本記録保持者となった。

 米澤選手が競歩を始めたのは60歳の時。定年までの会社員生活40年と定年後の40年は全く違う人生にしたいという思いから、競歩を始めたという。65歳から本格的に競歩の大会に出場するようになり、69歳の時に全日本マスターズ陸上選手権で初優勝、それ以降連覇という偉業を達成している。

 今でも朝と夜の各1時間の筋トレとストレッチは毎日欠かさず続け、現在の体脂肪は10.9%。練習も週に5、6回行い、そのうち1回は水泳を取り込んでいるという。

 これまでケガもなく、競歩は違反が多い競技にも関わらず一度も失格がないというのが強みだったが、昨年11月にマレーシアで開催された「アジアマスターズ陸上競技選手権」には、筋肉疲労で、自身の競技生活初の欠場を余儀なくされた。「スポーツドクターから『過信』が原因だと言われ、猛省した。今年は後半20年のスタートの年。過信せず、全国各地の約20の大会制覇を目指します。また、10月のマスターズ12連覇、競歩大会のM80クラス20kmの日本記録更新にも挑戦し、来年5月に日本で初開催となる『ワールドマスターズゲームズ2021関西』の出場も目指しています」と力強く話した。

 それ以外にも「89歳で20連覇」という大きな目標をもっているという米澤選手。「夢は大きい方がいい。楽しみと生きがいをもって、地域にも恩返ししていきたい」と笑顔で話した。

 松戸市長から「祝 遥かなる米澤超人」と書かれた色紙が手渡され「80歳にして今後20年の強い決意があるというのは素晴らしいことですし、手本になるような考え。これからのさらなる偉業達成を楽しみにしています」とエールを送った。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 自宅には312個のメダルがあると話す米澤選手

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード