2020年01月17日 配信

1/17(金)船橋中心に活動するクリエイターたちがリトルプレス出版

「船橋のつくり手たち クリエイター篇」最終校正入稿へ

 船橋市内を中心に活動をするクリエイター及び作家31人が集まってリトルプレス形式で1月末をめどに出版する「船橋のつくり手たち クリエイター篇」の最終原稿が間もなく印刷会社に入稿される。

 この本の出版を企画・編集したのは株式会社ZAP(船橋市宮本6-4-1、TEL047-489-1303)のおやまかずひこさん。おやまさんは、アーティスト名「ZIKKO」として主に電子部品や機械などの部品を使った「再生アート」を手掛けるクリエイターで本業はグラフィックデザイナー。

 千葉県茂原市出身のおやまさんは、20代で東京に就職と同時に上京。都内中心に活動をしてきたが36才で結婚を機に船橋・飯山満に住みついた。都内での仕事が落ち着き、時代の流れとともに対面での打ち合わせを必要とする形の仕事が少なくなってきたことから「わざわざ都内で仕事する必要もないなぁ」と思い立ち、自宅近くの船橋市内で事務所を探したのが一昨年前。

 副業というよりも趣味に近い形で続けてきたクリエイター活動の拠点として、アトリエも兼ねた事務所「つくりて工房」を開業したのが2018年10月上旬。事務所開設前から地域内で行われている各種の交流会などに参加してクリエイター仲間と知り合った。アトリエは、そうした仲間たちの作品展示やワークショップの場としても活用している。

 「クリエイターや作家は自分の作品をPRする機会を作るのが苦手な人も多い。お互いに作品や活動を紹介し合ったり名刺代わりに渡せるツールになれば」とクリエイター・作家の作品や活動に焦点を当てたリトルプレス形式の出版を計画、仲間内に呼びかけて形にした。

 登場する作家自身が1人あたり5000円を出資、1人につき5冊が納本されるという。初版はA5サイズで132ページのフルカラー。1人の作家当たり4ページを使って簡単なプロフィールや作品、活動状況とその思いなどを紹介している。販売ルートは、作家自身の手売りとおやまさんのつくりて工房。そのほかAmazonでの通販も予定している。販売価格は1200円(税込み)。

 「ニーズがあれば増刷も予定している。自分自身が編集していて色んな作家さんの活動や作品にふれられて面白かった」と、笑顔で完成間近の原稿の最終チェックを行うおやまさん。納本完了後、2月上旬には同本に登場するクリエイター・作家同士の出版記念&交流パーティーも企画、そのほか5月1~3日に市民ギャラリーでの合同企画展も予定している。

 今回のクリエイター篇には(1)と続編を予感させるナンバリングがついている。「料理家とかほかのクリエイターさん、ほかの切り口での続編があっても良いかなと思って」といたずらっ子のように微笑む。

 販売開始は1月末~2月上旬めど。問い合わせは、047-489-1303(株式会社ZAP つくりて工房)。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 各作家のプロフィールや作品、活動状況が詳細に掲載されている

  • 船橋大神宮から船橋市場に向かう通り沿いにある「つくりて工房」

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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