2020年01月11日 配信

老若男女が集まれる空間作りを目指してオープン

1/11(土)新高根の住宅地に母娘三代で経営する居酒屋「oHana(おはな)」

ランチ営業開始に合わせてシェア&レンタルスペースも

 高根公団駅から10分ほどの閑静な住宅街の一角に母娘三代で経営する煮物などの家庭料理を看板メニューにする居酒屋「oHana(おはな)」(船橋市新高根4-17-1、TEL070-5540-0063)が1月12日から営業を開始する。

 店舗名は、ハワイ語で「家族、仲間、大切な人」を意味する「オハナ」から。ただし、読み方は「お花」と同じ「お」にイントネーションを置く和風の読み方だという。

 店舗面積は、約23坪。カウンター7席、靴を脱いで寛げる小上がりのテーブル席が12席。靴を脱いで遊べるキッズスペースも併設している。もともと和風居酒屋「ねろ吉」だったスペースを居抜きで借り受け、自分たちで清掃、壁を塗るなど内装リフォームも行った。

 店舗内の壁面は海をイメージする青系で統一。壁には白い貝殻やヒトデのオブジェ、ハワイアンレイなどを飾り、小上がり席には東海岸のリゾート地イメージの絨毯を敷き、床の間のようなスペースにはサーフボードのタペストリーを貼り「和の空間」から「リゾート」へイメージチェンジを行った。

 同店を切り盛りするのは石倉里江子さん(54)と石倉さんの娘・真未さん(33)、石倉さんの母・悦子さん(78)の母娘3世代。石倉さんは、20年近く飲食店経験を持つベテラン。社会にでてすぐに結婚・出産したが、専業主婦だった頃に縁あってたこ焼きチェーンの「銀だこ」に出会いマネージャー職やオーナー店長を数店舗経験してきたという。

 15年前に他界した父が闘病生活時代に「治ったら高根公団で一緒にお店をやろう」と、約束していた事もあって悦子さんと一緒に同所で開業する事を決めた。店舗の看板や店内ポップは仲間と手作りで制作。契約から内装リフォーム完了までが店舗の外壁に設置されている袖看板にはまだ前店舗のものがついているが、オープンには間に合わなかったという。

 現在は、運営に慣れるまで夕方からの営業のみ。ランチ営業もすぐに始める予定だ。昼間はスペースレンタルも計画、石倉さん自身がハワイのマッサージ「ハワイアンロミロミ」サロンを経営していたこともあり、店内の一角を「サロン」として活用する案も視野に入れているという。フードは、煮物やもつ煮込みなどの家庭料理で馴染みのあるものを揃える。

 独身の会社員男性などをターゲットに少し割安感のある価格設定、白米なども提供して「定食」として帰宅時の夕食利用も見込む。「家に帰ってきたような寛げる空間、地域の居間になりのを目指しています」と石倉さん。豊富な人生経験を持つ悦子さん、里江子さんの聞き上手コンビが開店するとあってプレオープン予定だった10日も満席になった。

 「季節の旬な食材を佐久間牧場の直売で買ってきて昔ながらの家庭の味付けで調理しているだけよ」と、煮物担当の悦子さんは照れくさそうな笑顔で話す。

 営業時間は、17時半~23時半。現在のところ不定休。いずれ定休日を設定する予定。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 前店舗の袖看板がそのままでオープンを迎える

  • 煮物などの家庭料理が看板メニュー

  • 手づくりの看板はハワイアンテイスト

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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