2020年01月06日 配信

同校副主査の田久保さん

1/6(月)「ふなばし市民大学校」令和2年度から全学科の対象年齢が18歳以上に引き下げ

講師陣には多方面から専門家を招いて

 海老川沿いに建つ「ふなばし市民大学校」(船橋市市場2-6-1 JAいちかわ船橋支店3階、TEL 047-460-6311)では、令和2年度開講コースから全学科の対象年齢を18歳以上へと引き下げて、現在、入学願書を受け付けている。

 かつて市内では老人大学、ボランティア大学、スポーツ健康大学、生涯学習コーディネーター養成講座が別々に実施されていたが、平成16年度から、それらを一つにまとめて開校したのが同大学。

 「自分らしく学び続ける」をテーマに、「学ぶ場」、地域活動の担い手を「活かす場」、知識を共有した縁でつながり、活動を循環させる「つながる場」を提供し、近年ではボランティア活動を通して地域のまちづくりを学ぶ「まちづくり学部」、生きがいづくりや仲間づくりを行う60歳以上を対象とした「いきいき学部」を開講してきた。

 「幅広い年齢層の方に受講していただきたいと長年考えていた。というのも、昔は定年退職後に地域デビューという考えが主流だった時代もあったが、今のご時世、それでは自分が大変。地域とつながりを持っておくことは、もっと早くていい。これまで18歳以上が参加できるコースは限られていたが、令和2年度から全コースにおいて18歳以上が参加できるようになりました」と話すのは、同校副主査の田久保里美さん。

 来年度から新設される講座もある。新設講座は「特別講座 ライフデザイン学科」。同学科では、「まずはこれまでの自分のライフキャリアを棚卸しして自分にとっての生きがいからライフデザインを描きます。そこからさらに起業についても考えるなど行動に移すところまでを、専門家の講師をお招きして、一緒に考えていく学科です。さまざまな世代の方に受講いただきたい内容となっています」と田久保さん。「また同コースは、お勤めで都内などへ出られている方でも通いやすい時間帯を設定しています」とも。

 ライフデザイン学科は主に水曜日に実施し、土曜日開催も予定している。時間帯は19時~21時で、1年間の受講で授業料は年額2万円。別途教材費などを支払う。入学資格は船橋在住者で、令和2年4月1日現在で18歳以上であること。定員30人となっている。

 来年度から新設される学科はほかにも「いきいき学部 こころとからだの健康学科」もある。カリキュラムが新しくなったのは「くらしの教養学科」(ともに授業料は年額1万円、別途教材費)、「ボランティア養成学科」「生涯学習コーディネーター養成学科」(ともに無料)もある。

 そのほか、「ふなばしマイスター学科」(無料)、「パソコン学科」「園芸学科」(ともに授業料は年額1万円、別途教材費)のほか、スポーツを通したボランティア活動を行うための基礎学習をし、初級障がい者スポーツ指導者の資格取得までも目指す「スポーツコミュニケーション学科」(無料)もある。なお、「無料の講座で初級障がい者スポーツ指導者の資格取得までも目指す講座は、当校が日本で初めての取り組みでしたよ」と田久保さんは話す。

 開講場所は、学科によっては同校校舎ではなく、中央公民館や総合教育センターなど他施設で開講するものもあるので、詳しくは願書などで確認が必要となる。

 入学を希望する場合は、市内公民館や図書館、老人福祉センター、フェイス、市役所社会教育課または同校などで配布している入学願書に必要事項を記入のうえ、期日内に同校へ郵送とのこと。願書受け付けは1月24日当日消印有効。2月中旬には出願者全員に入学の結果通知が届くという。なお、出願数が15人に満たない学科は休講となる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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