2020年01月03日 配信

ボランティア活動を続ける斎藤さん

1/3(金)御滝不動尊金蔵寺も初詣客でにぎわう

ボランティア団体の協力で獅子の頭噛みも

 御滝不動尊金蔵寺(船橋市金杉6-25-1、TEL 047-448-2833)境内も1月1日から、初詣客でにぎわっている。

 同寺では、本堂(不動堂)、観音堂、大師堂(旧本堂)に加え、2017年に建立された三重塔などで、参拝客がそれぞれの思いを込めるようにていねいな参拝が行われていた。

 同寺の創建は1423年(応永30年)。境内には枯れることなく流れ出る小さな滝「竜頭の滝」があり、同寺の名の由来ともなり、水行の場ともなっていたという。また、滝の水は海老川の源流として知られている。

 歴史もあり、地域住民にもなじみ深いこの寺の初詣には、毎年多くの参詣者がある。境内には屋台が多く並び、食べ物、お面やおもちゃを販売する屋台、射的なども出店していた。

 また、同寺の名物となっているのが「獅子の頭噛み」。正月の縁起物として、毎年正月三が日に観音堂前で獅子の頭噛みを続けているのは市内ボランティア団体。メンバー代表でもあり、船橋ばか面おどり交流会代表の斉藤征昭さんによると、獅子に噛んでもらうと、身体の悪いところが取り払われるという云われがあるという。獅子の頭噛みには多くの親子連れや若者が列を成し、元旦の日、ピーク時には50m以上の列になっていた。

 斉藤さんは、「この行事を長くやっているので、なじみの人も増えて、初詣に来て立ち寄ってお話をして帰ってくださる人もいる。幼い頃から親に連れられて獅子の頭噛みを受けて、成長して母親になって、今度は自分が子を連れて獅子の頭噛みを受けに立ち寄る人も多くいる。絆ができて伝統の文化が守られていることがうれしい」と話した。

 母に連れられ列に並んでいた中村ゆいと君は、最初は怖そうにしていたが、獅子による頭噛みを終えると、自慢気な笑顔を見せていた。

 また同寺には外国人の参拝客も多く見られ、 親子と友人合わせて6人ほどの外国人グループも、全員で頭噛みを受け、「日本文化を楽しみ、健康で平穏な暮らしが続けられるといい」と話していた。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 本堂前の参詣者

  • 外国人も獅子噛みを受ける

  • 大師堂前

  • 獅子噛みを待つ行列

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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