2019年11月29日 配信

なんちばコットン畑の仲間たち

11/28(木)八木が谷の畑仲間が上映会&交流会「チャルカフェ」

12月21日に自主上映&交流会

 市内で和棉を育て、糸紡ぎなどのワークショップも開催している「しもつふさ学舎」(船橋市八木が谷5-9-14)の畑で出会った仲間たちの小さなコミュニティ「なんちばコットン畑」が12月21日、船橋市勤労市民センター(船橋市本町4-19-6)で映画「BE FREE! 」の上映会&交流会「チャルカフェ」を開催する。

 発起人は船橋生まれ船橋育ちで、現在は二児の母でありながら、介護士として働いている石田幸子さん。3年前に福岡県から船橋に戻り、「畑で出会った仲間と一緒に何かをしたい」と同イベントを初めて企画した。

 映画「BE FREE!」は、「アースキャラバン」という平和ムーブメントとパレスチナ問題に触れるドキュメンタリー映画。石田さんは同映画を選んだ理由を「私が住んでいた福岡県うきは市は、映画に登場する原爆の残り火を灯し続けている八女郡星野村の隣町で、その残り火もアースキャラバンと縁があったから」と話す。「今いる故郷船橋で、アースキャラバンのことも平和の火のことも分かち合い、棉畑とつながるコミュニティとしてゆっくりと深めていけたら」とも。

 石田さんは「今年は千葉でも台風や大雨の災害があり、人と人の繋がりやコミュニティの深まりの重要性を実感しました。遠くの世界で起こっていることも、隣りの街で起こっていることも、知ること、感じること、想いを分かち合うことで、自分ごととして興味を持てる機会を作りたいという想いが生まれました。みんなでひとつの映画を共有し、感想や想いを分かち合い、人と人が交流する場として、『チャルカフェ』というイベントを立ち上げました」と石田さん。

 「チャルカフェ」のチャルカとは棉をつむぐ糸繰り機のこと。チャルカで糸をつむぐように、互いを思いやり、平和で穏やかな日常が今ここから、地域に世界に未来に繋がっていけたらという思いが込められているという。

 親子連れでも気軽に来られるように託児や授乳スペースを設置し、お母さんであっても集中して映画を鑑賞できる場を作りたいと思っている。上映会後はお茶やお菓子を囲み、交流会も予定している。

 石田さんは「私自身も母親です。毎日バタバタしていますが、畑に来ると大人も子どももホッとします。『チャルカフェ』もホッとできるような場にしたいと思っています。より多くの方に、特に船橋市内の方々に知っていただき、気軽にご参加いただけたらと思います」と笑顔で話す。

 「チャルカフェ」の開場は12時45分、開演13時15分(16時15分終了予定)。料金は予約=1300円、当日=1500円、高校生=500円、中学生以下=無料。お茶とお菓子付き。予約、問い合わせはTEL 080-9367-5839(石田)まで。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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