2019年11月27日 配信

船橋市市役所文化課の山本雅美さん

11/27(水)船橋ゆかりの作家展「まちを描く/まちで描く」

船橋初開催の認知症でも楽しめる鑑賞プログラムも

 「船橋ゆかりの作家展『まちを描く/まちで描く』―絵画に見る郷土の姿」が12 月 10 日から15 日まで、船橋市民ギャラリー(船橋市本町2-1-1船橋スクエア21ビル3F、TEL 047-420-2111)で開催される。

 本展覧会では「まちの風景」をテーマに、市所蔵作品を中心に近代・現代に船橋で活躍した芸術家の作品と、船橋にゆかりのある現代美術家の作品を紹介する。絵画が新保和三郎「ヨットのある船だまり」、荒井恵子「天と地の宴-古代Ⅳ」など約50点。出品作家は10人。

 「船橋のまち」のイメージでもある 「海」と「郊外の暮らし」をキーワードに、船橋市で生み出された表現を、近代から現代にかけて活躍した芸術家の創作活動から見られる展覧会になる。

 さらに、市所蔵作品展初の試みとして、「一般社団法人アーツアライブ」の協力のもと、 認知症でも対話を通してアートを楽しめる対話型アート鑑賞プログラム「アートリップ」を12月12日の14~15時に開催する(市民ギャラリーへ要事前申し込み)。ほかにも、展示作品の理解を深めるための「学芸員によるギャラリートーク」は12月13日14時~15時に(申し込み不要)。アートセラピーやホスピタルアートの実践から「芸術の意味について」考える「美術フォーラム」が12月14日14時~16時(申し込み不要)、ゆかりの現代美術作家(荒井恵子・井上ゆかり・瓜生剛)が自作について語る「アーティストトーク」は12月15日14時~16時(申し込み不要)に実施する。

 船橋市市役所文化課の山本雅美さんは、「今回の所蔵作品展では、所蔵品や地域ゆかりの作家の手元にある作品から、『海を描く/郊外の暮らし』をテーマに紹介します。多くが地域の風景を取材した作品で、地域の皆さまに見ていただくことで、懐かしさを感じたり、街の歴史に気づいたりしてもらえれば」と話す。「特に、『アートリップ』という、認知症の方とその家族を対象とした対話型アート鑑賞プログラムを船橋で初めて実施します。これは、ニューヨーク近代美術館で開発されたプログラムで、絵画を見ながら話し合うことで、参加者みんなでアートを楽しむ機会になります。ぜひご参加ください」と呼び掛ける。

 開館時間は10時~18時30分。問い合わせは船橋市民ギャラリー(TEL 047-420-2111)まで。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 新保和三郎「ヨットのある船だまり」

  • 荒井恵子「天と地の宴-古代Ⅳ」

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