2019年11月19日 配信

2階ギャラリーに立つ齊藤夏菜さん(左)と滝口素生さん

11/19(火)西図書館でギャラリー展示「本中山の今昔」

令和の今だからこそ振り返る、昭和から平成の本中山

 西図書館(船橋市西船1-20-50、TEL 047-431-4385)の2階ギャラリーで現在、船橋市西部に位置する「本中山」の歴史を写真と資料で紹介するギャラリー展示「本中山の今昔」が開催されている。

 本中山は中山法華経寺の門前町として栄えた地域。市川市との市境にあり、古い街並みを残しつつ再開発によって大きく変貌を遂げている。

 「昨年葛飾地区を取り上げたのが好評だったので、今年は西船橋に近くゆかりがある下総中山を取り上げました」と話すのは、同図書館企画事業係の齊藤夏菜さん。「まず展示で注目していただきたいのは、ジオラマです」とも。総武線高架下総中山駅のジオラマは、同駅を80分の1の縮尺で立体的に表現。ほかにも東葛人車鉄道のジオラマなども展示している。

 下総中山開業120周年の際に作られたパネルが10枚、商店街や下総中山駅周辺、小栗原小学校など今と昔を比較した風景写真などでまとめられたものや、「東葛人車鉄道」「中山法華経寺」、今でいうテーマパークのようなものだった「群芳園」の資料も展示されている。

 これらの展示は「InfoPlaza下総中山」という船橋市西部公民館登録の社会教育団体と連携している。JR下総中山駅周辺は市川市と船橋市が半分ずつある地域のため、「InfoPlaza下総中山」は各市の情報をまとめた「情報マップ」を作成し、中山地区に特化した情報提供をしている。

 さらに図書館所蔵の明治時代に作られた地図も見られ、明治時代の「総武鉄道株式会社職員乗車券」も展示し、「なかなか見られないものになります」と齊藤さん。

 同図書館郷土資料室利用サービス係の滝口素生(もとき)さんは、「図書館は本の貸し出しだけではなく、地域情報の拠点としても存在する場所です。これからも情報発信をしていきますので、図書館へぜひお越しください」と話す。

 同展示は12月11日まで開催。開館時間は9時30分~20時00分(土曜・日曜、祝日は17時)。入場無料。11月25日は休館となる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 総武線高架下総中山駅のジオラマ

  • 東葛人車鉄道のジオラマ

  • 写真と地図で表現した「本中山の今と昔」

  • 総武鉄道株式会社職員乗車券

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