11/19(火)東船橋のおおすか整形外科で地域公開講座
「指の痛みと骨の強さが気になるお年頃」に多くの参加者
東船橋駅南口にクリニックを構える「おおすか整形外科」で11月16日、市民向けの公開講座「指の痛みと骨の強さが気になるお年頃」が行われ、50代以上中心に多くの女性が集まった。
隔月で行われている同公開講座、今回のテーマ「指の痛みと骨の強さが気になるお年頃」は「患者さんの多くが相談して下さる症例。皆さんが興味のあることを説明しよう」と、決定したという。
同クリニック院長の大数加光治さんが講師を務め、座学から開始。講座の冒頭に女性の手の痛みの代表的な疾患例として、「へバーデン結節(ブシャール)」「バネ指」「手根管症候群」「母指CM関節症」という4つの症例をその特徴と共に紹介した。
新聞やテレビなどの大手メディアで紹介されている事例を挙げて、「メディアで紹介されると翌日からクリニックの患者さんの多くが不安になり質問をいただく機会が増える」とメディアの影響の大きさについてふれた。
その上で多くの患者が気になるワード「ひどく変形」「原因不明」「進行/病院へ」「治らない/手遅れ」などを紹介。「症状をとりあげ、不安にさせるが『どうしたら解決(治る・症状が改善)するか』をメディアでは紹介してくれないことが多いから皆さん不安になります」と大数加さん。「痛みは必ず良くなるし痛くても手が使えなくなることはありません。痛みを緩和する治療方法は多数あります」とも。
一方で、更年期以降の患者が症例としてよくみられるのは「骨粗鬆(こつそしょう)」だと話題を展開。「年齢相応の骨密度を保っているか」が大切だと紹介した。また、生活習慣病と骨粗鬆の関係が深い事、骨粗鬆に効く薬がある事や治療の方法、必要な期間についてもふれた。
さらに、骨粗鬆の予防についても、「バランスよく何でも食べてよく動く事」を挙げて特にビタミンDを多く含む食品をすすめた。また、タンパク質(アミノ酸)摂取が骨強度、筋力アップにも有効であること、それが転倒予防にも有効であることなどを紹介した。
座学講座の最後に千葉県の12月時期で1日20分ほどの日光浴をすることでビタミンDを生成できる事や適度な運動の大切さにもふれ、外在筋のストレッチや内在筋と関節の運動、骨を守るための運動、足の筋力を保つための運動などを紹介、体験させた。
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