2019年11月16日 配信

滝不動駅構内にある同店

11/16(土)滝不動駅構内に「喫茶さとう」

地元出身の女性店主が「喫茶店」にこだわって

 新京成線滝不動駅構内、改札を出てすぐの場所に「喫茶さとう」(船橋市南三咲3-23-1)が10月21日にオープンした。

 同店の店主・佐藤佳織さんは古和釜小学校を卒業した後、市内の中学校、高校に通った船橋っ子。自宅での朝食時には毎朝「コーヒー牛乳」を飲んでいたという佐藤さんは、「いつか自分の店を持って、大好きなコーヒー牛乳で商売ができたらいいな」と思うように。「これまでにいろんなアルバイトをしてきた」という佐藤さん。カフェなどでのアルバイトでは、最初は接客だけを担当していたというが、自分で店を持つことを視野に入れた際、厨房での経験が必要だと考え、東京・北千住にあるカフェでキッチンスタッフとしても経験を積んだ。

 同店の店舗面積は「4坪もない」という。5人掛けのテーブル席1卓、カウンター席は3席を用意し、「1人で見るにはこのくらいの広さがちょうどいいと思った」と話す。現在は三咲駅の近くに住む佐藤さんは「三咲駅にあるラーメン屋さんを見て、あんなお店がいいなぁと漠然と思っていた」とも。以前、この場所を狙っていたときはもう空き店舗ではなくなってしまっていたというが、昨年10月、佐藤さんがたまたま乗り過ごして滝不動駅で降りたら、貸し店舗となっていたことから即決したという。

 佐藤さんは「いわゆるカフェではなくて、あくまでも喫茶店をやりたかった。カフェはおしゃれな感じがするけど、私がやりたいお店は、もっと身近な『いつもの喫茶店』というイメージのお店」と話す。「流行りものに飛びつくタイプではないので、タピオカすらまだ飲んでいない」と佐藤さんは笑う。コーヒーの豆は、津田沼にある「珈琲豆のおおつか」から仕入れた豆を使用している。

 コーヒーは「駅前ブレンド」(320円)、「カフェオレ」(360円)のほか、タマゴのフィリングは手作りしているというタマゴサンド「素朴なタマゴ」(350円、グラノーラヨーグルト付き)、トースト(250円~)などを用意する。また、以前、同店の場所には駅前にある「コメコメケメ」(船橋市南三咲)の2号店が入っていたこともあり、佐藤さんが「コメコメケメ」に話を持ち掛け、「喫茶さとう」のメニューとして、「コメコメケメ」のシフォンケーキも提供している。(※2020年10月現在、「コメコメケメ」のシフォンケーキ提供は終了している)

 子ども連れも歓迎で、お子様ジュース(150円)はりんご、オレンジ、ミルクを用意。各ドリンクとも、テイクアウトにも対応する。

 「今は女性のお客さんのほうがちょっと多いが、通勤前や帰宅前に気軽に立ち寄ってもらえるような、地元の喫茶店になりたい。本当はモーニングをやりたいんです」と佐藤さんの内に秘めた熱い思いを話す。

 営業時間は現在のところ、12時~19時。不定休で、今月の休みは11/20、21、28。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 店内にあるテーブル席

  • 「素朴なタマゴ」にはグラノーラヨーグルトが付く

  • 店内で作業をする店主・佐藤さん

  • 「珈琲豆のおおつか」から仕入れる豆を使った「駅前ブレンド」

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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