2019年11月14日 配信

とう輝さんからコミックの寄贈

11/14(木)船橋在住の漫画家・さとう輝さんが「江戸前の旬」寄贈

テレビ化放映中のコミック既刊全100巻を西図書館へ

 船橋市在住の漫画家・さとう輝(てるし)さんが「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)に約20年間にわたり連載中の漫画「江戸前の旬」コミック本全100巻を船橋市に寄贈するため11月13日、船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)に松戸徹市長を訪問した。

 寄贈されたコミックは、西図書館(船橋市西船1-20-50)にて郷土資料として保存。「江戸前の旬」は1999年から連載されており、原作は九十九森(つくもしん)さん。銀座の老舗の江戸前寿司店の三代目「柳葉旬」の奮戦記で、人情味あふれるストーリーと旬の魚や食材の描写などの寿司にまつわるうんちくが豊富で、約1,600万部を売り上げている(電子書籍を除く)。テレビドラマ化もされるほどの人気作品で、BSテレ東で2018年10月から12月まで放映、先月からは「江戸前の旬season2」が始まり、2020年1月まで放映予定。

 さとう輝さんは北海道松前郡松前町出身。実家は畜産業だが、目の前が海で子どものころから釣りが好きだったと話す。高校卒業後すぐに神奈川県在住の漫画家・中島徳博さんに弟子入りし、20歳にはデビュー。その後船橋市に引越し、現在まで約26年間、家族と暮らし、市内の工房で作品を描き続けている。「虹のひとさら」「釣り人生活」など、寿司や釣りにまつわる作品を多く描いている。海釣りは今でも好きで、時間があると千葉県館山市の方などに釣りに行っていると言う。

 松戸市長は「素晴らしい漫画家が船橋市民であり、この度は全巻寄贈していただき大変うれしい」とお礼を述べた。さとうさんは「作品がずっと続いて幸せ。取材で船橋市場に行ったこともある。作品には船橋の特産であるスズキやホンビノス貝、海苔も登場します。船橋市民にも読んでもらい『お寿司が食べたくなった』と言ってもらえたらうれしい」と笑顔で話した。1月には「江戸前の旬」のコミック本101巻目が発行される。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 市長と談笑するさとうさん

  • 船橋の名産をさとうさんにプレゼント

  • さとうさんと松戸市長

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード