2019年10月30日 配信

チラシを手にする「三咲ふるさとづくり推進委員会」会長・岡庭一美さん

10/30(水)三咲稲荷神社で50年に一度の「三咲開墾150年記念祭」

子どもたちのよき思い出になるように

 三咲稲荷神社(船橋市三咲9-2-23)で11月23・24日、三咲ふるさとづくり推進委員会が主催、三咲町会や三咲稲荷神社氏子の会、三咲本通り商店会が共催し、「三咲開墾150年記念祭」が行われる。

 三咲は明治時代初期、明治政府が武士の貧困救済のため、下総台地の土地に入植開拓を進め農作民への転身を進めた。その際に、開拓した順番に数字を振り、縁起の良い文字を組み合わせて新しい地名を付けていったのが、今の「初富」「二和」「三咲」「豊四季」「五香」「六実」「七栄」「八街」「九美上(くみあげ)」「十倉(とくら)」「十余一(とよいち)」「十余二(とよふた)」「十余三(とよみ)」の地名になる。

 開墾当時の生活は厳しいものがあったというが、入植者の中で残った人間と、のちに周辺農村から移住してきた人々により、今日に続く畑作地帯が築かれた。現在、三咲地区には約80件の農家がある。

 前回の記念祭は三咲開墾100年の時。今回開墾150年を迎え、元号も新しくなった。「この機会に、わが三咲を『ふるさと三咲』として、古くからの住人も新しい住人も共に仲良く、より親しみやすい町になるよう『三咲ふるさとづくり推進委員会』を昨年立ち上げました」と同委員会の会長・岡庭一美さんは話す。

 「三咲開墾100年祭や150年の歴史を尊重しつつ、今の時代に合った形を」と、初日23日は記念碑除幕式の式典、116人が参加予定の稚児行列、消防音楽隊演奏、バンド演奏やマジックショーなどを、24日は戦隊ヒーローショーや市内で活躍するアーティスト小松優一さんなどのステージを予定している。

 また、「みんなで楽しもう!!アドベンチャーラリー」も開催する。11月16日~24日の期間でアドベンチャーラリー地図を見て、三咲地区の中からキーワードを探し、文字を書いて完成させるというもの。文字を書き込んだ抽選券を11月23日・24日の回収期間に三咲稲荷神社の抽選箱に入れれば、24日の15時から行われる大抽選会に参加できる。景品には有名テーマパークやゲーム機、テレビなどの商品を用意している。案内のチラシ(抽選権などアドベンチャーラリーの記載あり)は近隣の小中学校に近日中に配布予定。

 「150年祭が終わっても終わりではないんです。150年祭を契機に、三咲を盛り上げるために行われるイベントなどを応援していこうというものなんです」と岡庭さん。そして、200年祭を目指し、50年後を担う子どもたちに、記憶に残る思い出作りをしていきたいと思っています。そういう意味でも子どものための祭りにしたいと考えています。温故知新ですね」とも意欲的に話す。

 問い合わせは「三咲ふるさとづくり推進委員会」(TEL 090-3331-6497:佐藤)まで。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 三咲開墾100年記念祭の稚児行列の様子

  • 三咲開墾100年記念祭の様子

  • 三咲開墾100年記念祭の様子

  • 三咲稲荷神社。境内には開墾100年記念祭の時に建てられた記念碑も

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