2019年10月24日 配信

左から宮崎さん夫妻と熊木店長

10/24(木)京成船橋駅近くに「骨付地鳥炭焼 日向」

宮崎郷土料理の地鳥炭焼やチキン南蛮を提供

 京成船橋駅西口から歩いてすぐのビルの2階に、「骨付地鳥炭焼 日向(ひゅうが)」(船橋市本町1-11-27時田ビル202、TEL 047-401-3133)が7月12日のオープンから3カ月が経ち、本場の宮崎郷土料理が食べられると地元で話題になっている。

 同店を経営するのは神戸市に本店があり、新橋にも2店舗展開する「日向」を経営する宮崎延昭さん。約25坪の広々とした店内は、重厚な木材を使用したカウンターとテーブル席がゆったりと配置され、和を感じる落ち着いた雰囲気。席数はカウンター席、テーブル席をあわせて40席を用意。大型テレビも用意し、スポーツ観戦や貸し切りの際にDVDを流すことも可能。貸し切りは25人から40人まで対応する。

 宮崎県出身の宮崎さんの両親が、子どものころから食べていた宮崎県の郷土料理を広めたいと、平成元年に神戸市内に「骨付地鳥炭焼 日向」を開業。宮崎さんも両親と一緒に店を切り盛りしていた。平成7年の阪神・淡路大震災の後、地元復興のために東京で店舗を構えてさらに神戸店を盛り上げたいとの思いが募り、平成10年に東京1号店を新橋にオープンした。当時は都内に住んでいたが、船橋在住の友人がいたことから14年前に船橋に移り住んだという。宮崎さんは「子どもも高校生になり、船橋にも10年以上住んで地域のつながりも増えてきたので、船橋でもたくさんの方に宮崎料理を食べてほしいと思った」と、船橋店開店に至った経緯を話す。

 使用する鶏肉は、すべて宮崎県から仕入れている。看板メニューの「名物ももやき」(1,100円~)は串ではなく、鉄板で玉ねぎと一緒に提供する宮崎県のスタイル。小口切りにした鶏肉を炭火で炭の色がつくまで黒く焼き上げ、途中で鶏油をかけて火を入れて焼き付ける。そうすることで、炭の香りがつき、より一層鶏肉の味が引き立つという。

 「名物ももやき」は「ひなどり」、「おやどり」、「ひなどりバターペッパー」の3種を用意。そのほか、こりこりとした食感が特徴の「皮塩焼き」(580円)や同店オリジナルのタルタルソースを使用する「チキン南蛮」(900円)など、鶏肉のメニューがそろう。鶏ガラを丸一日炊き込んだスープを使用する「鶏鍋」(1人前1,800円)はこれからの季節におすすめだという。ランチではチキン南蛮定食(790円)のみ提供している。

 ドリンクは、九州の焼酎をそろえ、日本酒・サワー・ワイン・ビールなど幅広く用意。飲み放題付きのコース(3,500円~)も。

 同店店長の熊木礁太さんは、新橋店で長年経験を積み重ね、今回船橋店の店長を務めることになった。「新橋ではサラリーマン層が多かったですが、船橋では家族連れも多いので、子どもと一緒にゆっくりしてもらえるような店にしていきたい」と熊木さん。「鶏に火を入れる時の熟練の技も見てもらえれば」と笑顔で話した。

 営業時間は11時30分~14時、17時~24時(L.O.23時)。不定休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 「チキン南蛮」

  • 「もも焼き」

  • 旨味が逃げないよう炎と煙で燻す

  • 広々とした店内

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