2019年10月16日 配信

ブルーシートで保護された土俵

10/16(水)船橋大神宮「奉納子ども相撲大会」は雨で中止に

20日は例大祭と奉納相撲大会が

 船橋大神宮(船橋市宮本5-2-1、TEL 047-424-2333)での恒例行事「奉納相撲大会」(大人の部)は10月20日に、子ども相撲は10月14日に予定通り開始したが、あいにくの雨で途中で中止となった。

 14日早朝、空は雲に覆われていたが、小学生の選手や家族、指導者たちが集まり第40回奉納子ども相撲大会は始まった。開会式に続いて厳粛に土俵清払いの神事が行われ、その後、小学3年・4年の部(男・女)の試合が始まったが、雨が降り出ししたため中断。雨足が強くなり、大会役員や大神宮側、氏子代表、実行委員会など関係者が協議の結果、中止となった。

 主催の船橋市恒例相撲委員会担当者は、「雨天中止は誠に残念です。一生懸命に準備してくれた小学生選手や指導者、関係者には申し訳ない思いです」と無念そうに話した。

 同大会はこれまで天気に恵まれることが多く、雨天中止は平成29年以来となり、その前の雨天中止は昭和の時代までさかのぼるという。

 奉納大相撲は、1590(天正18)年徳川家康が東金に鷹狩りに行く途中、船橋御殿に宿泊した際に、家康をもてなすために近在の漁師の子どもを集め、元気いっぱいに相撲を取る姿を見せたことが始まり。家康が喜び、これを賞し、信仰厚かった船橋大神宮に奉納したものとして伝わっている。以後、大人相撲にも発展した。

 「子ども相撲大会」は中止になったが10月20日、船橋大神宮の例大祭および奉納相撲大会が、天皇陛下御即位大嘗祭を奉祝して実施される。大人の奉納相撲の最初の一番は、必ず子どもに取り組ませているという。大神宮の神楽も奉納されるので、船橋の貴重な文化を現地で楽しめるものとなる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 船橋大神宮本殿

  • 相撲大会の開催を知らせる貼り紙

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