2019年10月14日 配信

10/14(月)大穴北小学校でイラストレーター・絵本作家のU-sukeさんが出前授業

同校公式キャクター「りんじい」が誕生

 イラストレーター・絵本作家のU-sukeさんが自身の母校である大穴北小学校(船橋市大穴北1-7-1)の体育館で、10月10日、同校の6年生全児童を対象にした出前授業「イラストレーターのお仕事」を行った。

 U-sukeさんは三重県生まれ、船橋育ちで、大穴北小学校、大穴中学校の出身。高校を卒業後は習志野商工会議所に就職。勤務し始めてから10年を過ぎた頃、「子どもの頃の夢はどうした? 漫画家になりたかったんじゃないのか」と自問自答を繰り返し、一念発起。夢を叶えるため、オーストラリアの短大に留学し、イラストを勉強。その後フリーのイラストレーターになり、雑誌・書籍・WEBの挿絵や企業キャラクターなどを数多く手掛けるようになる。

 2015年には絵本「くろとん ジェットイルカとほしりょこう」の原画でイタリア・ボローニャ国際絵本原画展に入選。現在は、ファブデザインアソシエーションの非常勤プロデューサーを務めるほか、学校、図書館、美術館などでイラスト・キャラクター制作のワークショップ講師として招かれたり、学校講師もしている。2016年からは、船橋市文化活動普及事業アーティストバンクに登録している。

 今回の授業は、船橋市文化活動普及事業の一環として、総合的な学習の時間に実施された。授業の冒頭で、U-sukeさんは「みなさん、夢はあります? 私は小学生の頃から漫画家になりたかったです」と話した。

 授業途中の質疑応答の時間には、児童から「どうしたら、漫画家になれますか?」との質問に、U-sukeさんが「私より絵が上手い人はたくさんいますが、上手いだけではなく、私の場合、会社勤めをしていたことも良い経験になって仕事に繋がりました。経験は無駄になりません。諦めずに努力してください」と回答した。

 児童から今後の活動を尋ねられると、「もっといろんな国で仕事がしてみたい」とU-sukeさん。

 児童らはU-sukeさんから、夢の実現やこれまでのキャリアについての話を聞いたあと、事前に与えられた課題、同校のマスコットキャラクターのイラスト作品について講評を受けた。その結果、優秀作品17作品が決定された。

 最優秀作品は赤井蒼悟くんの「りんじい」に決定した。「りんじい」は同校の公式キャクターとして、卒業アルバムや児童会のポスターなど校内で使用されるという。

 U-sukeさんは「今回、優秀作品に選ばれなくても気にしないで。私も何度も出版社に作品を持ち込み、断られました。でも別の出版社では選ばれたりしました。楽しく滑り台を滑っているときが夢かなっているときで、階段を上っているときが夢の途中です。登っているときは辛いことが多いですが、充実しているのは夢の途中。夢や目標をあきらめずに、がんばって下さい。楽しいことが待っています」と締めくくった。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • (左から)マスコットキャラクター優秀作品の守谷優杏さんと高橋飛雅くん、U-sukeさん、最優秀作品の赤井蒼悟くん

  • U-sukeさん

  • 真剣に聞き、メモをとる児童ら

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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