2019年10月04日 配信

常設の窓口開設で対応がスムーズに

10/4(金)船橋市役所国際交流課に「船橋市外国人総合相談窓口」

12言語で対応可能な総合窓口

 船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)で10月1日から外国人のための相談窓口の機能を「船橋市外国人総合相談窓口」として拡大、月曜日~金曜日の9時~17時まで平日フルタイムで人員を配置、12言語に対応可能な仕組みを整備した。

 10月1日以前は、市役所本庁舎の11階にある国際交流課の隣室に「外国人相談窓口」を配置、相談時間は月曜日と金曜日の10時~16時の間。日本語、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の6言語での対応に限られていた。また、対応可能な方法は、来訪による直接相談及び電話応対のみで、対応者はボランティアで対応してきた。

 今回の新制度開始以降は、月曜日~金曜日の閉庁日を除く9時~17時のフルタイムに変わり、場所が国際交流課の入口に窓口カウンターを設置、外部の通訳サービス提供会社に委託し、専門人員の配置や通訳タブレットででベトナム語、ネパール語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、ヒンディー語と対応可能な言語が新たに6言語加わった。さらに、既存の直接相談及び電話応対に加えてメールでの相談にも対応できるようになった。

 利用者は、相談窓口で用件を伝え直接相談できるほか案件に応じて必要な情報や窓口を案内する仕組み。市役所での手続きに関する事例であれば、従来のボランティアなどの対応が可能な場合に担当部署の窓口まで同行することもできるという。

 また、相談窓口開設に合わせて12言語で表示切替可能な案内専用ホームページも整備。日本語も通常表示と平仮名での「ふりがな」付きの「やさしい日本語」表示との2種類を用意し、上記の12言語に対応している。

 「平成31年4月1日現在で外国人住民が1万8088人となり市総人口の2.8パーセントを占めたことで千葉県や全国の水準を超えている。また、新たな在留資格の創設などで今後も外国人住民が増えることを想定した」と市職員。「国の指針で外国人対応の窓口設置に関する整備交付金を受けてサービスの拡大を図った」とも。

 相談は無料。市内在住在勤の外国人だけでなく、市外に住む外国人、身近な外国人に代わって相談したい日本人でも利用することができるという。また、今後は弁護士、行政書士などによる専門相談にも応じていく予定だという。 

 相談窓口の連絡先電話番号は、050-3101-3495。専用ホームページは、https://www.funabashi-multilingual.info/

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 市役所1階と11階に看板を設置

  • 総合相談窓口のPCサイト

  • 総合相談窓口のスマホサイト

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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