2019年09月29日 配信

講演会の様子

9/29(日)板倉病院で無料市民公開講座「リウマチ・膠原病について」

リウマチ学会専門医らによる講演

 市民を対象にした公開講座「リウマチ・膠原病について~膠原病内科、リウマチ外科医とともに リウマチ学会指導医等による講演~」が9月28日、板倉病院(船橋市本町2-10-1)で行われ、約70人が参加した。

 同講演会は船橋市が主催する在宅医療・介護連携推進事業の一環として行われ、公益社団法人船橋地域福祉・介護・医療推進機構が事業受託者として開催している。年に8回開催し、今回は3回目。

 講演会は板倉病院副院長で日本リウマチ学会専門医・指導医でもある鈴木伸之さん司会のもと、同院整形外科リウマチ科の医師桃山現さん、日本医科大学付属病院リウマチ膠原病内科の医師小林政司さんが講師を務めた。

 「板倉病院は市内唯一の新リウマチ専門研修認定教育施設で、同施設は千葉県内でも13病院のみ。地域のみなさんに便利な病院として使ってほしい」と鈴木さんからあいさつがあった。

 最初に小林さんからリウマチと膠原病についての症状の概要などについて説明があった。最近増えてきたという「リウマチ性多発筋痛症」と「関節リウマチ」の違いについての説明もあり、「リウマチ性多発筋痛症」は、ある日突然急に肩が痛くて起き上がれなくなるなどの症状が出るのに対し、「関節リウマチ」は1カ月くらいかけてだんだん痛みが増すのが特徴だという。「2つの病気は別の病気なので、おかしいと思ったら早めに診療してほしい。治療を開始すればよくなる病気だということも知ってもらいたい」と話した。また、膠原病は、発熱、筋肉痛、皮膚症状、関節痛のすべての症状がある場合に疑われる病気で、指定難病だが治療成績は向上しているとの説明があった。

 次に桃山さんから、関節リウマチの場合は関節のどの部分に症状が出やすいか、図や写真で分かりやすく説明された。「第2、3関節に見られことが多く、第1関節の腫れはリウマチでないことが多い」との説明も。また薬物治療やリハビリテーション、手術方法などについての説明があった。

 最後に「福祉・介護・医療無料相談会」が設けられ、専門医と話すことができる貴重な機会となり、約20人が参加した。

 次回は10月19日14時から二和公民館で「糖尿病を克服するために 予防と治療を考えよう」というタイトルで講演会を開催する。入場無料、予約不要。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 小林医師

  • 桃山医師

  • 無料相談会の様子

この記事を書いた人

小林夢生

小林夢生

MyFuna編集部所属、ママ向け情報誌「Mamachi」の編集長。中学1年生(女)と小学校1年生(男)のママです。
ママが“元気”に“楽しく”子育てできる街づくりを目指しています!ハンドメイドマルシェをはじめ、各種イベント企画・運営も行っています。木曜日は「市場カフェ」で終日カフェスタッフもやってます。
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