2019年09月18日 配信

左から、あみちえさん、岡元さん、小松さん、赤石さん

9/18(水)薬円台に芸術・表現を追求する場「がむしゃらART!」

市内で活躍するアーティストたちが場を運営

 成田街道沿いに建つピンク色の建物の3階に芸術・表現を追求する場「がむしゃらART!」(船橋市薬円台5-23-18 シンヨービル3階、TELなし)が本格始動するのを記念して、9月21日と22日、「劇団☆ゆにぃ~くあんどぴ~す」が同所のお披露目を兼ねた公演会を実施する。

 同所は市内を中心に活躍する4人のアーティストが共同で運営する。4人とは、音楽プロデューサーであり自らもアーティストとして活躍する小松優一さん、ヨサコイを始めさまざまな振り付けを担当する振付師であり演出家でもある岡元邦治(おかもとくにはる)さん、「劇団☆ゆにぃ~くあんどぴ~す(以下、ゆにぴ)」の代表・赤石ゆかりさん、同劇団で美術・制作を担当するあみちえさんの4人。岡元さんと小松さんは同劇団において、岡元さんは演出、脚本、振り付けを担当し、小松さんは音楽監督を務めている。

 同劇団は2014年に活動を開始し、4人が主となり劇団を立ち上げた。劇団のテーマは「一人一人の個性は違っていていい、それぞれがユニークなピース(piece)で。それぞれがお互いに認め合ってゆくことでピース(平和=peace)につながる」。

 「以前から『ゆにぴ』の固定の稽古場を探していた。この場所を借りられると聞いて、どう使っていくかハッキリ見えていなかったけど、歌や踊り、劇など、アートとして、誰もが自分を表現できる場所があるといいと思っていたので、見切り発車ではあったものの、この場所を借りることにした。オーナー会社の中村さんが私たちの活動をいろいろと理解してくださり、大変感謝している」と岡元さんは話す。

 名前は「がむしゃらに芸術して、驚かせよう」という意味を込めて「がむしゃらART!」がいいと思うと岡元さんが3人に話を持ち出したところ、全員一致ですぐに決まったという。

 同所は劇団の稽古場として使うこと以外に、4人がそれぞれ、地域の人に「表現の場」を提供していきたいとも考えている。ボイストレーニングの指導者でもある小松さんは「高齢者向けのボイストレーニングも開催できたらいいと思う」と話すほか、あみちえさんは「私はここで地域の方たちが気軽に来られるマルシェを開催したい。名前は『うつぼのつぼ』の予定。団員の保護者の方もそうですが、みなさん、いろんな才能・技術を持っていることに気づいていない方が多い」とも話す。

 赤石さんは「欽ちゃん&香取慎吾の『第96回全日本仮装大賞』に『ゆにぴ』が今年2月、『水族館オールスターズ』として挑戦し優勝した際の賞金100万円も使わせてもらったアートな空間。みなさんに還元していきたい」とも話した。

 「経験がないからとか技術を知らないからなんて関係なく、誰でもがむしゃらに取り組めばいい。やってみたいと思った人が、気軽に挑戦できるような敷居の低いアートの場でありたい」と岡元さん。

 「場所貸しのようなことは考えていないが、こんなことをやってもらいたいとか、こんなことができたらいいというアイデアがあれば提案してもらえるとうれしい」とも小松さんは話す。

 場所のお披露目会として9月21日、22日には「劇団☆ゆにぃ~くあんどぴ~す」が新作ミュージカル「STAR LIGHT〜大人になんかなりたくない!〜」を公演する。

 21日のチケットはすでに完売。22日は1日3回公演となり、開演時間は10時30分、13時30分、16時30分。料金1人1000円、未就学児は無料。チケット、および公演については「ゆにぴ」のブログ(https://ameblo.jp/uniqueandpeace/)で確認できる。

 「がむしゃらART!」についての問い合わせはメール(artbankcompany.4@gmail.com)にて受け付ける。

※9/19、同団体は「がむしゃらART!」という名称で活動することを取りやめ、「Art Bank Company」という活動名で活動することと変更した。(2019/09/21追記)

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 「がむしゃらART!」が入る建物

  • 公演を間近に控え、通し稽古のあとの反省会

  • 「がむしゃらART!」の場。ゆくゆくは鏡張りにしていく予定だという

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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