9/9(月)台風15号が市内各所に爪痕
停電で残暑による熱射病注意呼びかけも
午前5時前後に千葉県に上陸した強い台風15号、船橋市内にも大きな爪痕を残し自然の力の偉大さを示した。
船橋市市役所によると9時時点で、道路の冠水が14件、公園の倒木に、道路の倒木が各7件、道路の標識などが倒れているとの報告が2件。早朝には市内の一部に避難勧告も発令、近隣の市川市、鎌ケ谷市、八千代市でも携帯電話などを通じて避難勧告が行われたという。
15号による暴風雨で、吹上交差点近くの農園では近くの電柱が折れビニールハウスに倒れ込み、電線が周囲に絡みつく騒ぎが。この影響で船橋整形外科では外来の診察を急遽中止したという。また、市内の農園では暴風によりビニールハウスが倒壊・破損するなどの被害報告が農園主らのSNSで公開された。
そのほか神社では倒木や施設や塀の一部破損、暴風により枝が折れ境内に散らばるなどの被害が見られた。船橋駅近くの交通量が多いで道路では街路樹の倒木で歩道がふさがれ一部の道が通行できなくなるなどの被害が見られ、駐車場では広告用の看板が倒れ、駐車車両にもたれかかるなどの被害も見受けられた。
東京電力によると13時30分現在、市内で停電している世帯は約6100件。クーラーや冷蔵庫が使えない状況も続いているという。大穴南に住む個人事業主の男性は「大穴南に引っ越してきてから停電は何回かあった。いつもは2、3時間で復旧するが、こんなに復旧しないのは初めて。冷蔵庫の中身はもうだめだろう。電源が取れないために仕事ができず困っている」と話した。
緑台に住む主婦は「高台にある緑台の一部が冠水したのはここに30年以上住んで初めてのことだと思う」と驚いていた。住民によると、落ち葉が詰まって水が流れなくなり、冠水したのではないかと話している。
このほか、市内の多くの場所で壁の一部損壊、TVなどのアンテナ破損、海水が巻き上げられた雨水を含んだ暴風雨による塩害でガラスや車が白く塩を被ったように減少やシャッターなどの電気の不具合なども多くの場所で見られた。
関東地方は午前中には西から晴れ間が広がり、エアコンや電気の使用ができないという事で残暑による熱射病の注意が心配されている。
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