9/3(火)全国初スマホで確認できる梨の病害予測システム開発事業始動
農業センターで説明会
船橋市が千葉県農林総合研究センターや民間企業と連携し、スマートフォンで利用できる梨の病害予測システムを開発している件について9月2日、農業センター(船橋市金堀町522-1)で報道関係者向けに説明会が行われた。
千葉県はニホンナシの産出額150億円、栽培面積1,520haといずれも全国1位。しかしその生産量・面積当たりの収穫量は減少傾向にあり、要因の一つにナシ黒星病の影響が挙げられるという。ナシ黒星病は主に降雨により感染が拡大、感染は収穫量・品質の低下をもたらす。
ナシ黒星病対策は現在、薬剤散布で対処しているが、散布しても雨が降ればせっかく散布した農薬が流れてしまう。昨今の温暖化等による気候変動の影響で、暦上で計画された農薬散布では防除が難しく、農薬散布のタイミングの高度な判断が必要になっている。
これまで、千葉県農林総合研究センターが開発した防除予測アルゴリズムを用いた「梨病害防除ナビゲーション(以下梨ナビ)」を用いている農家はあったが、圃場(ほじょう=農産物を育てる場所)でリアルタイムにスマホで情報確認ができるようにできないかという要望があったという。
そこで今回、「梨なび」を携帯端末などで操作できるアプリを開発するとともに、正確な圃場の微気象情報を得るために、圃場ごとにセンサーを設置、「微気象ネットワーク」の構築を目指している。アプリの開発により、生産者は圃場ごとの気象情報に合わせた梨ナビを利用することができ、適期・的確な防除が可能になり、収穫ロスの抑制、農薬散布回数の削減、減農薬栽培が可能になるという。
圃場に設置されたセンサーは、気象センサー(葉面濡れセンサー)、気温センサーがあり、気温、雨量、葉面濡れ時間などのデータを微気象ネットワークで集め、黒星病防除アルゴリズムを活用して黒星病の感染危険度を算出、圃場毎に最適な防除適期を予測し、作業ナビをスマホに送ることができる。
各圃場にセンサーを設置すべきか、地域に1つ設置すればよいかなどを検証している段階。今後は、他県の梨産地への展開や、ほかの研究成果を追加した梨の生産支援サービスの拡充、微気象データの他品目・他産業への展開も計画している。
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