8/24(土)市内初開催「ふなばしオープンファクトリー」
市内11の工場などで産業の現場を見る・知る
船橋市観光協会、船橋商工会議所、ふなばし観光リッチ推進特別委員会が共催し、市内初となる「第1回ふなばしオープンファクトリー」が8月23日、市内の協力事業所全11社で開催され、多くの親子連れが参加した。
主催は、船橋市観光協会(船橋市浜町2-1-1、ららぽーとTOKYO-BAY西館1階)で、船橋商工会議所、ふなばし観光リッチ推進特別委員会が共催。同イベントの目的は、船橋市のモノづくりや暮らしを支える産業の現場を訪ね、より深く、見て、学んでもらうこと。さらに、新たな船橋の魅力の発見と、子どもたちが将来働きたいと思える街であることに繋げたいとの思いからだという。
船橋商工会議所からなる「ふなばし観光リッチ推進特別委員会」が2015年から活動をはじめ市内の観光資源の発掘や他市への視察などを行ってきた。その活動のなかで事業所も社会貢献の一環として、子どもたちを受け入れられないかなどのアンケートを実施し、集めた回答から「何かできないか」と、地域のバスツアーなどの実績がある船橋市観光協会が実行役として主催することとなった。
参加事業所のうち、ボーソー油脂(船橋市日の出2-17-1、TEL047-435-7333)では、グループ会社である東京油脂工業・京葉工場(船橋市高瀬町15-10)を会場として開催。同社への企画に参加した親子や大人は10組20人。参加した小学6年生の女児は「夏休みの自由研究の課題にもなるし、米油に興味がありました」と話す。
同社でのスケジュールは、米油の講義を聞いたあと、工場見学へ。料理教室、試食会を経て、修了証の授与・記念撮影と続いた。工場見学では参加者は食い入るように見学し、質問が飛び交う場面も。見学を終えた2児の保護者は「ひとつの商品ができ上がるのに、たくさんの人が関わっていることを知りました。子どもたちには無駄にせず大切にしてほしい」と感想を述べた。
料理教室で米油を使ったスコーンを作った小学6年生の男児は「サクサクでおいしい。意外と簡単にできた。家でも作れそう」と笑顔を見せた。ボーソー油脂・販売促進室長の高橋奈子さんは「米油は癖がなくいろんな料理に合う。抗酸化成分が豊富なので生活習慣病の人にも好評です」と米油の特徴についても説明し、「世の中にはいろんな油がありますが、当社が作っている米油は国産原料を使っている貴重な物。70年以上の歴史のある米油が実は地元船橋で作っていることを知っていただけるとうれしい」と話した。
船橋市観光協会・主事の山中智香子さんは「今回のような体験型のイベントを通して、普段は見ることのない工場内部などを見て『ものづくり』の工程など知っていただけたのではないかと思う。第1回が無事完了してホッとしております。第2回が開催できるよう頑張っていきます」と抱負を話した。
その他の開催事業所は、京葉ガス、ビー・トライ、東日本電信電話、朝日プリンテック、公文教育研究会、総合印刷新報社、山本化学工具研究所、ららぽーとTOKYO-BAY、アヅサ電気工業、ベンチャープラザ船橋の11社。そのほか、船橋漁港、海苔工場、ビール工場などを回る、「オープンファクトリー記念日帰りバスツアー」も開催された。
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