2019年08月19日 配信

ポスターを手にする毛取洋輔さん(写真右)

8/19(月)市長と有識者によるシンポジウム「『行革』で変わる船橋の未来」初開催

インパクトあるポスターが関係者の間で話題に

 市の行財政改革(以下、行革)について、その取り組みや考えを市民に広く知ってもらうためのシンポジウム「『行革』で変わる船橋の未来」が8月31日、市民文化ホール(船橋市本町2-2-5)で開催される。

 少子高齢化が加速し、社会保障経費が増加し続ける中、船橋市では学校の耐震化や清掃工場の建て替えなどに短期間で積極的に取り組んだことから、その際の借入金の返済額が今後大きく増加する。このままの状況では市民サービスを維持していくために必要な財源は、確実に不足することが予測されるという。

 将来に渡って安定した行財政運営を行っていくため、事業の見直しや積極的な歳入確保など、徹底した行革に取り組む必要がある。そこで今年3月「行財政改革推進プラン」を策定、市として市民サービスが維持できるよう行財政の改革に取り組んでいる。

 行政経営課課長補佐の平野有希子さんは「船橋市も少子高齢化社会や公共施設の老朽化などさまざまな問題を抱え、市の行政を見直し今後の変化に備えていく必要があります」と話す。さらに「そういった改革内容を広く市民の方々に知っていただくために、今回のシンポジウムを初開催することにしました」とも続ける。

 具体的には、第1部で市の職員からの行革に関する説明が行われ、第2部で「行革って聞いたことはあるけれど、私たちが住む船橋はこれからどうなるの」という疑問に答えるため、市長と行革に精通した有識者が、専門的知見あるいは市民目線から、これからの船橋についてパネルディスカッションを行う。パネリストは、船橋市長松戸徹さん、法政大学大学院公共政策研究科教授の武藤博己さん、公益社団法人神奈川県地方自治研究センター研究員であり法政大学人間環境学部兼任講師の谷本有美子さん、船橋市自治会連合協議会会長の本木次夫さん、本総合研究所リサーチ・コンサルティング部門ディレクター・プリンシパルの日吉淳さん。

 そして、今回注目を集めているのが告知ポスター。パネリスト5人が炎の中に立つかのようなデザインが起用され、市長や自治連合会会長・本木さんを知る女性は「最初見たときはビックリした。映画の宣伝ポスターかと思った。市がこのようなポスターを作るのは、珍しいのでは」と話した。

 同課の毛取洋輔さんは「『行革』という言葉は市民の方々に馴染みのないものかと思い、より目に付く、インパクトのあるポスターを作ることに職員一同力を注ぎました」と話す。パネルディスカッションで熱い議論を繰り広げるイメージを表現したという。

 「市民の皆さまと共に船橋の未来を考える重要な機会ですので、多くのご参加をお待ちしております」と平野さん。

 開催時間は14時~16時(受け付けは13時30分~)。入場無料。定員1000人(当日自由参加)。問い合わせは船橋市企画財政部行政経営課行財政改革推進係(TEL 047-436-2462)まで。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • ポスターにはパネリスト5人が載る

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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