2019年08月12日 配信

8/12(月)船橋にもバンクシー現る!?

丸山のブロック塀の絵が地域で話題に

 「バンクシー」と名乗り世界中で風刺画を壁などに描くストリートアーティストの作品とそっくりな絵が丸山3丁目の駄菓子店「みどりや」(船橋市丸山3-7-12)の外壁に描かれて地元で話題になっている。

 描かれているのは、2018年10月にロンドンのサザビーズのオークション会場で落札直後に遠隔装置でシュレッターにかけられたことで有名な「赤い風船と少女」と、東京都の日の出埠頭の防潮扉で見つかり東京都庁に今年4月から期間限定で公開された「傘をさすねずみ」。

 「みどりや」店主の本澤宏道さん(75)は笑って「あれは弟が描いたんですよ。でも通りがかりの人が『バンクシーの絵がある!』と時々驚いてますよ」と話した。

 本澤さんの弟の本澤敏夫さん(72)は「みどりや」の2階にあるドールハウスの工房が本業。「去年バンクシーの絵がオークション会場でシュレッターにかけられるのをニュースで見て面白と思ったんです。もともとバンクシーの絵は好きだったのでステンシルの型を作って壁に描いてみました。最初に「風船と少女」を描き、あとから「傘をさすねずみ」を書きました」と真相を明かした。

 「もともとあそこの壁は夜になると酔っ払いが立小便をするので何とかしたいと思っていました。鳥居を描くより面白でしょ」と笑顔。本澤さんは現在プロのドールハウス作家として活躍するかたわら、クラシックバレーや演劇などの舞台監督も務める。

 1997年にテレビ東京の「TVチャンピオン 第1回ドールハウス選手権」で優勝。初代チャンピオンに輝いた経歴をもつが、学生時代は都内や船橋の美術学校で学び、劇団四季などでは舞台美術監督を務めていたこともある。

 「丸山小学校の生徒が先生と見に来たり、下水道工事の人たちが作業の合間に話題にしたりしています。時には子どもに『おじさん、バンクシー?』といわれることもあるんですよ」と本澤さん。「今は子どものほうがバンクシーを知っていますね」とも。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 「少女と赤い風船」

  • 「傘をさすねずみ」

  • 絵を描いた本澤さん

  • 本澤さんの本業はドールハウス作家

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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