2019年08月06日 配信

左から橘内代表、鳥飼店長

8/6(火)船橋駅南口に大衆向けの焼肉店「焼肉はるくん」

工場直送の厳選した肉を提供

 船橋駅南口から歩いて約3分のところに6月27日、「焼肉はるくん」(船橋市本町1-13-18ガレリア本町ビル2階、TEL 047-432-7366)がオープンした。

 同店の経営は、1階の「居酒屋ちょいちょい」や東船橋の放課後等デイサービスなど地域に根差した事業を展開する会社「絆」。同社代表で船橋市出身の橘内司(きつない つかさ)さんは、「地元のつながりを大事にしながら、『食は船橋にあり』と思ってもらえるような店づくりをしています」と話す。

 店舗面積約17坪の店内は、カウンター4席、テーブル26席の計30席を用意(貸し切りの場合は35席)。店名の「はるくん」は、橘内さんの長男の名前にちなんで名付け、「子どもの名前を付けることで親しみを覚えてもらえればうれしいいですし、スタッフやお客さん、みんなと絆が深まれば」と話す。

 店舗入り口から階段を上がると「肉神」と書かれた大きな提灯が飾られている。この提灯は橘内さんが所属する和太鼓集団「郷嵐會」の太鼓を手がける職人の手作り。「みんなが同じ部屋に集まって、わいわいと楽しむ昭和の家族のイメージ」という店内は、仕切りもなく広々とし、キッチンから店内全てを見渡せる。同店の系列店でバイトを始めて以来、10年の経験を持つ店長の鳥飼辰樹さん(26)は「キッチンにいながら、お客様の様子が見られるのがうれしいですね」と話す。

 「肉が好きでいつか焼肉店をやりたかった」と話す橘内さんは、肉の素材にこだわり、試食を何度も重ね、オープン前日までメニュー作りにこだわったという。肉は工場から直接仕入れ、ミノなどの内臓系はホルモンで定評のある芝浦食肉市場から仕入れる。「ローコストで提供できるように、兄弟店やお客さんと一緒にスケールメリットを作っていければ」と話す。

 メニューは、定番メニューという「はるくんカルビ」(680円)のほか、「牛タン」(880円~)、「ロース」(880円~)などを用意。和牛メニューはすべてA4、A5ランク。中でも「和牛神レバー」(980円)は1人で5人前を注文する人もいるほど人気だという。岩手県盛岡出身のスタッフが手がける「盛岡冷麺」(880円)、東船橋で採れたスプラウトにんにくを使用した「スプラウトにんにくホイル焼き」(480円)、本中山にある「まきの米店」のお米マイスターが厳選した米を使用するなど、地元とつながりのあるメニューも多い。

 「『押忍』を合言葉に、みんなが元気になれるように、自然に笑顔になれるような店にしていきたい。がっつり肉を食べたい人も、家族連れでも、いろいろな人に気に入ってもらえるような大衆焼肉店にしたい」と橘内さんと鳥飼さん。

 営業時間は17時~翌朝2時(日曜・祝日は24時)。無休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 店舗入り口は右の階段から

  • 壁には郷嵐會のはっぴ。牛の「はるくん」がお出迎え

  • 店内の様子。キッチンから笑顔をのぞかせる店長

  • 店内の様子。椅子の中にカバンなどを収納できる

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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