2019年08月02日 配信

屋外にはキッチンカーなども並んだ

8/2(金)「三咲霊園」で親子向けワークショップイベント初開催

ライブや霊園探検なども

 ふなばしアンデルセン公園の近くにある「三咲霊園」の第2管理棟事務所(船橋市楠が山町275-1、TEL 047-404-5561)で7月30日、「おやこワークショップ&夏祭り@三咲霊園」が初開催され、多くの親子連れでにぎわった。

 同イベントは「三咲エリアニュース」という三咲周辺の地域メディアのママライターたちが企画し、実行委員となり運営した。「三咲エリアニュースの編集部は三咲霊園内にあり、打ち合わせなどでここに来るたびに気持ちいい場所だなと感じていた。なのに平日はほとんど人けがなくて、何かこの空間を生かしたことができたらいいのに…と思っていたところ、マルシェなら自分たちでも実行できるかも!と霊園に相談したのがきっかけ」と実行委員の見上裕美子さん。

 同じく同サイトのライターであり、実行委員の高木早織さんは「開催時期を夏休み中に設定したので、マルシェではなく、この時期ママたちが困っている夏休み自由研究にも役立つようなワークショップを集めることにした」とも話す。

 同霊園の管理会社である石和石材(船橋市馬込町)代表・金子和哉さんは「最初話をもらったときは、霊園だし人が来るかなと心配だったけれど、うれしかった。実際、こんなにたくさんの人に来てもらえて驚いている。お彼岸のときよりも人が多いかもしれないくらい」と笑顔を見せた。実行委員によると、来場者数は「午後1時の時点で300人以上は来ていた」という。

 管理棟事務所の館内では、アイシングクッキー、ロゼッタ作りなどのほか、竹で昆虫を作るもの、英語遊び、雑貨販売などのブースも並んだ。市内の飲食店による弁当やパン、焼き菓子の販売も。

 事務所前では、木工、真鍮(しんちゅう)を使ったワークショップも実施され、トンカチで木や真鍮を叩く音が響いていた。また墓石を扱う石屋ならではの「いしころアート」があったほか、「自主保育おやこ園」による、来場した子どもを預かって子どもとスタッフだけで霊園内を探検したり、水風船で遊ぶ催しもあった。

 昼には船橋市出身の女性音楽アーティストによるライブがあり、2人とも霊園をイメージした歌も歌い、ライブを聞いていた人の中には涙している姿も見られた。

 5歳の娘と2人で金杉から来場した主婦は「子どもも私もとっても楽しんでいる。ここにこんな場所があったとは知らなかった」と話し、1歳の乳児を連れて友人と来場した主婦は「休憩室にマットが敷いてあって靴を脱げたのがよかった」と話す。40代の主婦は「いろんなワークショップも楽しかったが、普段、友だちと霊園について話すことなんてほとんどないのに、気づいたらここに来たことで霊園についての会話が生まれた」と話した。

 「イベント開催時までにたくさんの人に『霊園で?』と驚かれたので、人が集まるか心配だったが、霊園の利用者さんも含め、たくさんの方に来てもらえ、驚いているしうれしい」と見上さん。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • おやこライブの様子

  • 室内の各ブースでさまざまなワークショップが

  • 子どもが講師をするワークショップも

  • 実行委員メンバー。左から高木早織さん、澤石絵梨子さん、金子和哉さん、見上裕美子さん

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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